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真夜中の揺れに思わず声出ても傍に応えてくれる人居ず
8
磐
(
いは
)
をうつ
濁
(
にこ
)
りの波の尽きぬ身に
六字の御手
(
ろくじのみて
)
はそへられてあり
12
きよらなる
蓮
(
はす
)
は
項垂
(
うなた
)
れ
沼田
(
ぬた
)
も
涸
(
か
)
れ ほろびの
畔
(
くろ
)
にあおの
生
(
お
)
ふらむ
15
イヤホンを外しておくれ耳栓が落ちないように抑えるならば
3
夕立に濡れ鼠なる手弱女に 傘さしかけど
だっと
(
脱兎
)
逃げらる(信号待ちで)
12
ふた文字が 言えずにめくる 言葉たち 知らずに済んだ 余計が増える
7
同じ街同じ時間を生きながらふたつの影はもう並ばない
30
ミンミンの声コオロギの声鳥の声トンボ行き過ぐ緑は深し/ああ豊かだ
16
「かわいいね」そうでしょ?ちょっと目立つけど…ロリィタ着る日はプリンセスなの。
9
朝サラダ ミニトマトなく食パンにイチゴジャムぬる赤が欲しくて
12
始祖鳥が騒ぐ月夜に寝返りを打てば一億五千年経つ
12
チョコバナナ フルーツ飴を 味わって 孫はマルシェを 満喫した夜
20
仕事終え 夕涼み兼ね 川沿いへ マルシェで味わう クラフトビール
22
ozor2
6
雨風
(
あめかぜ
)
は 葉月を冷ます 初秋の香 速度変はらぬ 暦の時間
25
毎日をただ生き延びる それだけに 奇跡や魔法を要する人種
9
住み捨てし露深草の里は荒れてかりにも来よと鶉鳴くなり/擬古短歌
9
過去よりも今のあなたがいとしくて両手でそっとつなぐこれから
34
お茶を飲み他愛のない話をしようどんなきみでも私のともだち
23
致死量の実験だとは知らせずに飲ませてメモを取る手休めず/社会派ヒューマン短歌
11
ゆく夏を惜しむかのよう 夜店5軒 ちいさき町のちいさな祭り /再考
16
湖の底から友が呼ぶと言ふキャンプの子らに闇の波音
19
腹見せし虚空をつかむ亡骸の御霊を空へと蝉しぐれふる
27
濡れ乾き 歩みはじめて気づくだろう 晴れたいからと雨が降ること
4
畑
(
はた
)
仕事 終へて湯舟に ざんぶらと暮れゆく空の茜雲かな
24
友と行く 神奈川旅行 江ノ島よ ババの形見と 共に泳がむ
10
terit
4
すわ大事闇の深まる丑三つの一間先のすうぴいの消ゑ
6
夕立でビニール傘を買った人あなたのための屋根を連れ出せ
6
日本中のお風呂あがりの人々の湯気を集めてできた湖
5
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