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甘菓子を頬張るあどけなき孫は戻られぬあの春の日のきみ
14
『風桶』を
一
(
はじめ
)
から聞く暖かさ十八になる孫娘いて
10
高校生の 短歌読みして 胸キュンと 我はも一度 高校生となり
12
君のいる 朝まで少し バスを待つ ただ君想ふ 頬に春風
12
忍び寄る老化に抗いあれこれと 試して来たが 未だ効果無し
8
八戸であがなひきたる八幡馬 男馬女馬を離して飾る
16
皆は言ふ人は一人で生きられぬ さふでもないと私は思ふ
16
脛から血 口から椿 手には愛 北風の中走るあなたは
8
人生が終わったなんて恥を知れ!オレも同じさ崖を飛ぶんだ
7
いつもなら
バレンタインデー
(
バレンタイン
)
によく荒れた冬将軍の姿が見えぬ
21
垂れていたつららも消えて晴れ渡る空色西に走る電線
20
めくるめく欲望さらけ出すなんてするもんですか嫌われるから
18
寝不足で窓の景色もぼんやりと 春霞かと見紛う朝
10
ゆれながら春を待つだけ来年の君を知らない
T
シャツを干す
3
忘れ物してきたようで落ち着かず春の私はちょっとせつない
29
人集まれば とんがり帽子 丸くなり 老若男女 果実食べ / 新政権への危惧や不安 淡い希望や期待
3
明け方に川鵜の群が空覆ふ ヒッチコックの「鳥」を思ほゆ
16
遠くなる 別れの記憶 江の島は モノクロームの あざときゆらぎ/折句
10
神武このかた 否「ヒフミン」 天国で 駒を打ち込む 負け解りても
5
アスリートの演技に神の声聞く 舞台降りれば ただ微笑まし
5
靴下濡らす 朝の雪 日没に 時間を残し 道乾きたる
8
設定を 3度落として 温みたる 陽射し入り込む 家ド真ん中
11
暮れ六つや 天辺に
出
(
い
)
づオリオンに 近し冬の終はりを感づぬ/午後六時
27
看取られず 死に至ること 稀ならず 仮に同居し 家族なれども
10
人間と 自然の距離が 遠ざかり 技術革新 進みたりなむ
6
肥大化す 五輪の行方 日常と 人と自然の 先にあり
4
選挙戦 まさに戦で 戦略や 戦術足りて 人戦えり
7
定数削減越しにみる 対立と独裁体制 声もなく
6
短歌とは 俺にとっては 啖呵やねん 思ったことを 言葉にのせて
8
煮詰まった 頭を冷やし 屋上で 朝焼見つめ 深呼吸する
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