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灰色の 冴へなき日々の キャンバスに
彩
(
いろ
)
を添へたる 君のまなざし
8
この文が真ならばまだ
豆
(
パリップ
)
は煮えていないか焦げついている
6
磐根
(
いわね
)
立つ 木なき里に 生ひ出でて 咲く花の名や 何と言ふらむ
9
土瀝青
(
どれきせい
)
突き抜け香る 花の
如
(
ごと
)
憂世
(
うきよ
)
の中にも 華開くらむ
10
ステンドの薔薇窓の照り見上げればマリアの揺らる御堂の眩し
18
根に水を 張りて萎れの消え値引きにて買い笑う我れと小松菜
13
発芽期に太陽と似た青赤のLEDを灯す梅雨かな
13
42
回祈ってもまだ風が吹くアスファルトに立っている今
5
A I
とヒトが闘うこの未来 治虫は遥か昔に見てた
18
チャイム鳴りドアを開けると二人とも笑い合う日が懐かしき明日
16
手の中に 映る景色は 真実も 背に鎮座する 現実世界
9
党の罪 わが事として 引き受ける 古きよき世は 汚泥のように
8
里芋のりっぱな葉っぱいただいて 傘ですたぬきはこれが好きです
15
ガッツあり チャンプとなりし 破天荒 迷言残して 梅雨に還りぬ
11
賠償金 十億払うと 言ったから うやむやになる 不同意わいせつ (駐留軍隊)
8
スーパーの棚に青梅が並んでで梅雨と言うのかキウイもあるが
5
シャンプーと私のライフ切れそうで 「補充しといた」ヒーラーは父
4
日が昇り 香り満ちゆく 丘立ちて 曙色の 薔薇を眺むる
16
今はただ酸素を吸って吐くだけで 傀儡のまま 世に留まりぬ
12
虚無感に堕落している この俺に 誰か刃を向けてはくれぬか
9
人と熊 自然の法則守りつつ それぞれの居場所
侵
(
おか
)
さぬように
15
今週を乗り切りまどろむ晩酌はアノマロカリスの鼻歌のごと
8
梅雨晴れや「名もなき家事」に名をつける遊びを見つけて日が暮れてゆく
13
どうしても好きになれないものがある ウワサ、かまちょとマイクロファイバー
6
紫陽花の紫枇杷のオレンジと色とりどりに梅雨の点描
10
A
I
の短歌はきっとすべすべで 浴槽みたいな色なのだろう
11
ひざのため初挑戦水中歩行終えて筋肉痛
11
こんな日は 早く寝ればいいのだと 気付いた時には 既に手遅れ
14
洗面の鏡に付くは海月かな 次男お前の目玉を見せろ
7
「傘入る?」きみの笑顔に「ありがとう」コンビニ袋被らず済んだ
21
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