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窓越しに 見送る我が子と ハイタッチ 冷えた薄板 挟むぬくもり
11
雪解けの カタクリの花ひっそりと 薄紫に春待ちわびて
23
加速して形にせよと宣えば一刀両断 少数の声
25
火曜までみじんこだったふりをするうそもほうべん 千本桜/折句
10
池
畔
(
ほとり
)
じっと鳥待つカメラマン無音の時をひととき享受す
37
午前3時 お腹の重みで目が覚める 君は爆睡 我は眠れず
11
目が覚めて起きてもいいか久しぶり邪魔しないようお湯を沸かす
5
猫拾い別生物がやってきて異次元の動犬と驚く
5
降りてくる言の葉をこの両の手で 受け止めんとし 空へと伸ばす
9
抜け落ちた真夜中の時君と居るありがとうって言わないけれど
4
冬
(
ふゆ
)
朝
(
あさ
)
の凍てつく道を散歩する犬は四輪吾は二輪
5
美しく 優雅にうたう その姿 あなたはずっと 私のかみさま
6
馬ながめ座る
胡座
(
あぐら
)
へ猫そろり初対面だよ照れるよいいよ
20
会いたいと願うほど濃くなる現実 風に舞う君に奏づるパヴァーヌ
9
好きなこと好きなアニメに好きな本 身体が重いな一つもできない
7
夜泣いて泣き泣き泣いて泣いたあと 歯ブラシ持って歯を磨く
10
三日後の 雪はわたしの 怒りみたい 日が当たっても 解け切らなくて
8
おじいさんとおばあさんが手をつなぎゆっくりイオンを後にする。ほろっ
27
気づいたら 向こうの岸を 歩いてる 海まで行けば また会えるよと
4
白湯啜り いっぱしの風邪 なりおれば 家の静寂が わたしを包む
23
恵みの子「ゑ」の字は生きてく歌心るんるんすれば僕の遠吠ゑ (「恵」は「ゑ」の母体)
13
いつの間に出来ない人になったのか悔しさあまりトライするだけ
29
親友は幼き頃から幻想で猫に
絆
(
ほだ
)
され
詩世
(
うたよ
)
に至り
19
公園の梅には花が咲いてるが鼻つまってて香りわからん
6
丹田にカイロ貼っても痩せぬのは暴食気味の暮らしだからか
10
雪積もり踏み出すザッと響く音深夜の車道2km先まで
7
こたつあり 紅茶もあるし チョコもある
4
出ていけと言うならここに留まろう 死ねと言うなら生きてていこう
4
宵闇を
兵児帯
(
へこおび
)
緩め歩を運ぶ 金魚片手に繋ぐ父の手
19
時違わず狭庭に芽吹く福寿草 週の末には寒戻るらし
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