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にぎわいの桜の並木何事もなかったような卯月の若葉
36
通院の日にテレワークは有難し ねこのおひるをやる人がいる
26
遠き日に 思いを馳せて 枯れすすき 秋風立ちて 葦の葉戦ぎ 川の音ね消入り 秋の夕暮れ
4
ファンヒーター
(
ストーブ
)
が鳴いているので母さんの世話朝仕事3時間経ち
15
故もなく焦燥の闇這い寄りて歳経るごとに我食み砕かれ
10
薔薇みたい野生のキャベツ僕の色ロマンチックは遠くの畑
6
甘さ沁みる 祖母の言葉と シルベーヌ 祖父の背中に 道標得る
7
叶わぬと知りつつ祈る掌はただあたたかき血潮の流れ
9
うつむいて浮き世の泥に埋まるとき生まれたことの虚ろに問うて
8
姑の植え残したる椿の木赤と緑が春の陽はじく
26
立ち寄り湯人のまばらな薬湯に知らぬ媼と桜を語る
31
桜舞い欅は芽吹くさわさわと御宮をわたる風の依代
17
団塊の端にも春はひかり満つ 妻と
訪
(
おとな
)
うたまゆらの
桜
(
はな
)
18
昔日
(
せきじつ
)
の 幾多の苦悩消えていく 我気遣う息子 母でよかった
23
なんだかね自分の息をかいでるようでむかしの
短歌
(
うた
)
はちょっと照れます
25
遠くから愛でるだけもう散っちゃった桜にきみに触れたかったな
23
唯
(
ただ
)
ひとり抱き締めたくて君のこと たぶん恋ってこんな感じだ
21
花の
枝
(
え
)
を振り散らすよな北風に コート無しの身固く縮まり
22
気が付けば真円となる月ありて
月読
(
アルテミス
)
の船今一廻り
25
月明かり部屋の中まで差し込んで今夜は春を纏って寝よう
30
帽子かぶりベンチコート着てマスクして杉林下のゴミ収集場へ
13
ただいまと扉ひらくとおひなさま おかえりなさいと母のまなざし
18
帰路の宵 待受を閉づ漆黒のスマホ液晶に 映る月影
34
風そよぐ今宵を照らすピンクムーン花の薫りに揺らぐ月影
22
「殺人は数によって神聖化される」『殺人狂時代』だよまだ/チャップリン
10
技芸練り 澄み渡りし 鶯の 声はすれども 姿は見えず
10
ジョーカーを引いてしまってトランプの引き際見えぬ切り札虚し
22
先住の 2匹にビビる こともなく 番長面した 捨て猫子猫
12
新たなるバイオテロをも匂わせる 各地で起きる桜の倒木
10
家守り十五年経て奮い立つ 春時雨裁つ君の復職
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