手の届く間合い頃合い腑に落ちてまったり詠めば蘆雪の絵筆
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孤独とは気高い1人の人生ならば王冠で、帳が降りれば選び取った毒。
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泡沫で随分楽しくいたんだね。たった十年、されど十年。
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散りゆく美 頭に移り 誰かに届く
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春風や 撫でるに非ず 暴虐よ
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牛の背に老子が夢のかへるかな幽魂見たりなめくじの跡/府中市美術館長沢蘆雪展にて
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挨拶を 喉にしまいて 花咲かぬ
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新年度市営菜園賑わうも植え時逸したものも有りなむ/ジャガイモとか
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問ひし間にこぼるる想ひ一文字を書き留めてまし今日の夕暮れ
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花満ちて 光を連れて 卯月立つ
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「よかった」と 「よかったね」との 微妙な差 「ね」に言われるの 他人事ひとごとと/偏った感性です、悪しからず
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オイルとは地球に流れる血液だ人はドラキュラ生き血を啜り
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星はみな消えてしまうと知りながらそれでもオリオンになると母は
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「すげー好きなんです!マジで!ヤバいんです!」全部飲み込み、会釈を交わす。
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たづねきて胸に芽吹きし一枝ひとえだを 春の夕焼ゆふやけ そっと染めゆく
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想い出は儚く散りぬ花吹雪 青葉が照らす反対車線
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ご貴殿を パスタ担当 大臣に 任命します 任期無期限
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差し出すを躊躇われるはボロボロの エコバッグ見て「お入れしますか?」
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言の葉は霞の向かふに隠るとも 同じ夕映ゆふばえ心に留めむ
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薄れてく 君との記憶 あの春の 朝の片隅 ずれゆくばかり
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春月夜 香こぼれる 枝垂れ梅 酒酌み交わし 花の宴  
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ドンドコドン 父の部屋からビートが漏れる 絶対寝落ちだ 彼は白寿
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バッグ抱えデイの窓辺貼り付く義母に くるり背を向け気づかぬ振りを
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「そのままでいいと思うよ」そうやって僕じゃないほう選ぶんですね
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セピア色の異人館での思い出は「写ルンです」のフィルムの中に
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今世では私じゃ届かぬ幸せをあなたが掴みとること祈って
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今はただ詠めぬ想ひを胸に問ひ 言の葉たづぬ春の夕焼け
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甘きもの心欲するままに食み翌朝の面凹面鏡か
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店先に早も飛び交ふつばくらめ 去年こぞのお宿の手入れせわしや
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白鷺は 羽だけ持ちて 生き抜きぬ 軽やかなるや 空を優雅に
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