接客がめちゃめちゃ良くて建付けが死ぬほど悪いトイレのコンビニ
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よく寝ればそう、いつだって夜が明けるはがしてみようあの日のかさぶた
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雪国の叔父の元気な声ひびく 「また米送ってやるすけのぉ」
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病室の壁があまりに白すぎて何かぶつけてやりたい夜更け
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 初めての一人暮らしが始まるね 30年間ありがとね
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病室の窓たたく音もしかしてピーターパンなら行くかもわたし
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都市部でも大粒の雪低迷でらしさ失い明日は大雨
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暗い道 高速飛ばして 来たものの  目指した場所は 臨時休業
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一瞬だけ 羽を休めて また飛ぼう 高く強く あの大空へ
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クリスマス おわったけれど シュトーレン あと一個半 残してをりぬ
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ねこたちは ねているあいだに のどかわく ヤマザキボウルでも 置いてみようか(おみず)
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雪華舞う刹那の夢か泡沫に消える運命(さだめ)を君と見つめる
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あとこれをしたら、で延命、三日間。空気薄いし泣きやめないけど。
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クリスマス終はれど 深まりゆく冬 夜を彩なす イルミネーション
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一晩中 雪の明かりに 照らされて 白夜なのかと 見紛みまごうほどの
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題名:「朝、カフェにて」 立ち昇る 香を纏う 漆黒の 底ぞ見えたり いざ参ろうぞ
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雲覆う寒空の朝群れなして鴨は飛びゆく薄き光へ
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生活のなんてことない選択に毎時毎回、死が入り込む
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冬川の細き流れや寒々し片足立ちのさぎにも風吹く
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昨日まで ムクドリ賑わふ柿の木も 綿雪被りて夕暮寂し 
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武田鉄矢さん!それがいいなら「刺身」とかの方が支え合ってます!
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「折る」の字は「祈る」に似ており畳まれた神籤みくじの群れで木の枝が折れる
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なぜだろうこんなに冷たい世間の中で思考せずとも暖かいのは
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返せずに しまったままの あのことば ためらいだけが 漂ひをりぬ
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通院で疲れる理由わけを語らえば待ち時間だとお互い思う
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聞こえればほっとしているふすまから母のいびきが延び緩やかに
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駆け引きも打算も何も出来ないが あなたを好きと思っています
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夏の夜花火が鳴ったあの時に きみに告白するのを決めた
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暖炉の火を焚べないで 衝動 分からないまま冬を過ごそう
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温泉のコーヒー牛乳自販機の驚き価格一八〇円
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