子供らの歌聴きながら家事をする 今日は花曇りのち雨の土曜日
14
新年度 あいさつ回り 時追われ 雨天の土曜 車中で一息
31
週末に 雨に打たれし 祭り場は 静寂の時 耐える店員
26
嫌われて 出て行かれたけど 会っている たまに話すと 面白いのよ
5
雨に濡れ 桜色増す 老木を スマホに写す 笑顔の夫婦
33
春嵐ひとときの夢散り残し季節は先にゆこうとしてる
35
風が吹く桃も桜も吹き飛ばし春のただ中切りさくように
28
片隅に薊の花も麗しく緑息づく彼女の箱庭
8
パソコンで 文章書けば 緑内障 両目が熱く 悲鳴を上げる
4
お気に入り 化繊の帽子 洗濯に 出してしまって 頭が寒い
4
久し振り 土曜休みは 特によし 解放された 心楽しむ
3
怒鳴らずに こどもを叱る 技術より 寄り添う心 優しい笑顔
4
聴かれない副音声としてもなおあなたの歌を詠み続けたい
26
真っ黒な生に戦慄く海の色死の優しさの青に変わって
10
厳冬をこらえて咲いた花々の春冷えに散る世とは悲しき
14
雨声うせい止み 扉を放ち 一呼吸 雨の残り香吸ひつ 散策
30
あくせくと 機械のように 動く人 心失い 近寄りがたし
3
母さんが勝手に空に逃げぬようベッドに柵と番猫を置く
27
我としては月一のぜいたくとして  かつやのカツ丼梅をひとつ
9
怠け者 よく言われたな 何もせず ぼーっとしてる そう見えるかも
4
いいとこも 悪い所も ある方が 個性があって いいんじゃないか
4
好き嫌い してはいけない 人間も 成長のため 健康のため
4
早々の 南風はえは不気味な 調べなり ガタつく窓と 去る時を待つ
20
連れ出して欲しいとおもうハルウララ サクラはいまだに咲かないままで
9
おべっどから おみみがよっつ はえている 外は雨風 春の嵐よ
28
胸の中、レースのように重なった思いがいつか真珠をつくる
10
心臓をあげます しろく輝いた、それは確かに愛だったのだ
7
いまにでも 泣き出しそうと 空を見て 傘持ってる?と 俺に訊くキミ
4
取り合わせ 少し矛盾が あるらしき 歌の評価を 避けて次読む
13
稲妻の 如き君らか 葦牙(あしかび)の 萌えいでし日の 過ぎて遥けし
13