新生活 心と身体からだが 揺れる時  どうかいたわり 過ぎて下さい  
21
公園のニ樹の桜は咲きほこり毎日花見心潤う/二階の窓から見える
31
淡い地に野の花そよぐ紋様の羽織ながれる春のそよ風
11
1Kの狭い部屋には収まらぬ強い物欲われを支配す
31
欲しいもの挙げ連ねたら切りがなし 人の欲とはおそろしきかな
29
ゆっくりを瞬きをして慰めてくれるか照明店の黒猫
23
天国は高取にあり桜雲おううんの 荘厳美麗は壷阪寺
6
腕に巻いたねじねじにつかまりし真珠で、揃いのゆびわを作ろ
4
マスク取り 表情見える ようにして 口が臭いと ダメ出しされた
3
昨年の メロンの種を 蒔いたなら 出るは出るはの 可愛い双葉
5
ヨーグルト 食べたら捨てず 空き容器 土を入れたら 育苗ポット
4
想像も 出来ぬ毎日 下さって 感謝感激 老後の仕事
3
何もかも移り変わるよ花開き落ちる木蓮香り残して
26
辛くても きつい仕事も 経験と 思えばお金 払いたいほど
3
この世では 得られることは ごくわずか 永遠の世界で 人は煌めく
3
譲り合ふ人同士 初対面なれど 会話生まるる 車両の座席
28
健康も 富も名誉も 捨ててまで 優しい心 得られるならば
3
本気だと嘘の顔して告げる日よ 逃げ道となる四月一日
11
失敗を 恐れていたら 何事も 始まる前に 終わってしまう
3
真剣に 人を向き合う ことなしに 成長はなく 人生もなし
3
サブスクの プレイリストは インデックス 今は桜が 記憶を開く
6
幾たびか 花は生まれて 花は死に 弔いて行かむ 絵筆にたく
33
本当に泣きたい夜は泣かなくちゃ 「天使になるな」とママも言ってた
7
袖破れしジャンバーを畳んだのち春巻きを噛むなり四月
7
焼きたてのあんぱーーんち!!((この世を生きる理由になって))
6
 公園へ 誘われし春 にぎわいて いつしか夏の 夕暮れ想う
15
タンポポの綿毛揺れるほど風はなく 神社の桜は 今ぞ満開
26
しんとして 風もおさまる 薄明はくめいに 争いのない 明日を願う
21
雪花(せっか)ほど 縁に欠けある 飯碗(めしわん)に 囲炉裏火映り 麦飯を食む
17
春霞む 天つ御空(みそら)の 退(そ)きへにて 天翔(あまかけ)るらむ 君が御魂(みたま)は /挽歌
14