吉野山杉の梢に風すさぶ灯ともし頃の紙漉きの里
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ふうわりと天狗も笑う春の風お山の木々も芽吹く日近い
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りくりゅうよ 老眼に涙溢るる我 ありがとう以外の言葉みつからず
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花売りの罪振り返る 戦への加担幾度も束ねた七彩
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如月は衣を重ねることという一枚一枚ぬいで待つ春
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聞き方や その内容で 固有名詞が変化するAIの危うさ
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色彩やキャラクター柄 歩行者を彩りぬ傘 雨天のファッション
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アイロンでシャツの皺のばすついでに こころもシャキッと正す朝かな
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「出したくねぇ、あんたの都合は聞かないよ」 腸が手を組む自律神経
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出てくれよ、頼んでいるのに無視される 自律神経腸を支配し
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ガソリンを並んで入れたスタンドはドライブスルーのスタバへ変はり
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原発の処理は進まずまたけふもだれかがつくる灯りをともす
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計画で停電が来る 待ちかまえ布団のなかですごす二時間
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妻となる人を知らずにひと部屋のアパートにゐた男がよぎる
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まだ恋を知らぬ吾子つれ万智は西へ 3.11 早十五年
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同じ絵のポスターならぶベトナム語英語中国語、日本語はなし
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さりながらみそひとのみちの遠ければ掃くも動ぜぬきざはしの塵
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ヤオコーの店内曲が脳内に ループしている止めたいけれど
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アラ古希の働く人の七割がリア充らしい そうなんですか
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柿の実を啄む鳥と睦月去りからす一羽の裸木の空
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風抜ける小高き丘に登り来て観光地となる農村眺むる
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一夜ひとよ明け 咲夜の散財蘇る 自責の念に苛まる朝
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なんでなん? なんでなんって なんでやろ わかれへんねん わかれへんねん
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大切にしまった夢の続きはもう溶けてすっかりかささぎの中へ
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オドロウゼ!きみが真ん中に立っている そんなジャケ写を夢見てたのよ
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雪解けの水に一滴くらいなら落ちてもバレない もう行くね
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髪を切り隠す訳では無いけれど何か気付いて欲しかったかな
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何回も動画見ながらリハーサルボンボンショコラは無事に納まる
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わらはより ともに遊びし ふたりなれど ゆゆしきいくさ 仲を裂きぬる
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このお菓子 こんな小さく なったのか はたまた私 大きくなった?
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