リード引く子なめられてるエンコしたワンコ抵抗オラ動かんぞ
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帰れない家出のように知らぬ土地談笑からは遠く離れて
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濃淡の葉陰の揺れて夏が逝く 翳は名残りかハンケチの汗
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太い避雷針が好きでした あなたの顔だけ嫌いでした
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人の世で最も醜態さらす者あれがほんとの天使なのだわ
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現代に増殖してゆくQRコードはさびしいモノクロの花
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空調の無い部屋でする探し物見つからないより探したくない
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一本の大筆走らせた雲は風の形を憶えていたり
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恋のうた遺せし人はうらやまし壮年期とは夕凪のまえ
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翳りゆく季節に急ぐ百日紅 散り際みする夕暮れの風
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みずうみのような薄暮に振り返る君の鱗粉ひかるほほえみ
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願い事 線が引かれて また変えて パラレルワールド 数多のピリオド
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一節を聞けばあの日のあの町が思い出される歌はもうない
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ビル風は苦味を含む脆いから 隙間に伸びる夏空、今日も
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風鈴の舌に遊びし短冊のいつしか零れ夏は去ぬめり
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保護猫活動がすすみ幸せな猫は増えたが猫を見なくなった
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台風の四兄弟の弱れども長男(このかみ)猛る東シナ海 (2026/8/25現在台風18号・19号・20号・21号)
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いつだって話せる君にだからこそ言えぬ想いは綴りポストへ
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青蜜柑(あおみかん)鈴なりなって真夏日の白い光と葉叢の陰と
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近況を弱々しげに書くつもり 同窓会には欠席します
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病院の入口へ駆ける人の目は なにもうつさぬいつかの私
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声が消え急に静かなこの部屋でまだあたたかいソファに沈む
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舌(ぜつ)の無き風鈴 その声も聞けづ 吊るるまにまに 夏は過ぎゆき
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軒下に吊るるまにまに 冬を越へ 舌(ぜつ)を失ひ 鳴かぬ風鈴
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八月末のマッサージチェアに沈みたる肉は波打ち子らは駆け去る
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何もかも自分の物にしたがると嫌われ者になると思うが 
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墓碑銘に触れて確かむ霧の指 涙にかはり石を濡らして
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若冲の絵より脱け出す鶏頭よ 絵師の狂気を宿して歩む
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埴輪の眸(め)濡らす夜霧や百舌古墳(もずこふん) 星のあかりの滲む寂しさ
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しがみつく執着あはれ蟬の殻 空(くう)の重さに身を震はせて
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