規格が合わない充電器を差されて回復できるきみはいい子
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地団駄をスローテンポでボックスステップであけない夜もやまない雨もいい
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細き指 煙を目で追う仕草さえ妖しく映り 俺を惑わす
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梅雨時の束の間の冴ゆる夜半やはんに 煌めく全体像の蠍座
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泣ひたとて 亡きものは帰らぬけれど 涙は悲しみを薄めゆく
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正確性視認性に忠実な ねじ巻き式の懐中時計
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ドブ臭きぬかるみの町深川に 終を迎える 楽園の夢/昭和三十年代
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国鉄の運転手(義父)より譲り受けし 懐中時計と業務に向かう
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ため息の漏るる音すらくぐもりぬ 人も薄れて 暮れる待合
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お伺い立てれば見える今朝の君 「勝手にしたら」の綾なすもやい
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旅行中ビルの高さに上を向き 東京人は皆下を向き
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偏りを テロと云わずに 何という 突き付けられた 地雷爆弾
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公権に あまねく事を 申し立つ 寄り添う人は 必ずや居り
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利権追う泥にまみれしカッブにも夢のピッチに選手煌めく
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大観も モネ・雪舟も 描けない 昨日見た空 八十億の空
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駅を出た 床屋の前の 書店無し 三月経つ間に 変わりゆく町
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「お母さん、スマホでとって!」風呂場から薄紅色の雲を指さす
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取り引き「D e a l 」を ただの遊びと 云うなかれ カラスD.J.Trumpの如く 矜持保ち … …
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消し忘れ サッカーのため アラームが 今日も鳴って 早起きしてる
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宿世ゆえ 逃れられぬと若き頃 東京(みやこ)を捨てて七十路の坂 
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路地裏 木の洞 クローゼット 何処か 何処かで童心 落とした筈で
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きっと耐え難いことでもあったのね 金平糖をすり潰す人
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純なりし若き頃には汚れずにあまりの傷に心にガーゼ
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朱の花と茎に棘ある花麒麟家の魔除けにあなたへ贈る
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ベランダの花麒麟見て笑む君を照らして我も見る花麒麟
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輪の胡瓜小松菜浸し鳴門産わかめに土佐酢和えて熱燗
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朝食に豆腐と揚げに鳴門産茎のわかめの熱き味噌汁
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吐き出すは優しいふりの台詞にてじっと見詰めり蠍の如く
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一瞬のダブルヘディングゴール決め日本揺らせし侍ブルー
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見守れり挿し木に小さき芽の育ち我の明日を掴むベゴニア
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