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遠距離の君をめがけて列車乗る燃料きっと君への想い
5
「唯一の居場所といえば安全な病棟」容易い共感が有る
3
自らの痛みは信じられぬもの 近づくほど隔りは深まりん
4
セーラー服の歌人の本に共感するじんせい
4
わたくしの腹を撫でおりあたたかいごはんで作る同じ肉体
4
だが俺は死なぬと言い切る人の短い生命線
3
泣き声を録音される
戦場
(
ところ
)
から離れ暮らすはまるでシェルター
4
強風か?いたずらなのか駆け寄って気づかずごめんと苗に謝る
27
叱られて 独り彷徨い 綿雪の 耳に音なし 目に月明かり 月影透かし 夜は更ける
3
せっかくの緑の産毛乱される大きくなれと芽を護る土
22
導入剤朝まで私を起こさないチャイブの鉢が風で落ちても
25
錠剤はスマホケースとスマホの間で潰されて粉々になる
3
朝いちの占いだけで浮き沈み今日も変わらぬ乙女のこころ
14
初めての夜に戸惑う真っ白で無邪気な君は髪まで洗う
4
駅前のしゃれたカフェを見つけては君が好きそうそれだけでまた
3
雷鳴と時間
20
㍉脅威的 更なる雨量は想定できず
17
鏡台から亡き曽祖母の頭髪の匂い カメムシに似た
4
誰よりも飯が美味いと言う君に言ってやりたいそれ母の味
4
焼き鮭と ご飯を食べても 薄暗く 常温の体 働けない父
4
茜さす京の町屋の夕化粧 簾ごしなる白き項よ
4
風が吹く一番つらい時に吹く背中蹴飛ばせ胸突き八丁
7
誤飲だと、気付いた時にはもう遅く。好意すらも呑む、
本心
(
こころ
)
を恨んで。
3
アロハシャツ ハイビスカスを身にまとい 満員電車も南国気分
6
顎鬚を分別くさく扱きつつ茶を飲む老いに別れ蚊が来る
10
五本ずつ 整ふ指を と見かう見 飯(いひ)食むたびに 思ふ不可思議
8
横歩きしてトランプをかわしつつカーニーかます爪の反撃 /2026年8月25日 米加関税合戦
8
ichin
4
後戻りできぬ過去 選んだ道が良かば悪かば 今も分からぬ
22
四発のプロペラ音を聴きながら残暑を喰うて梨は太りぬ
7
「遅くない」齢六十蟬しぐれ 剣客武蔵ふつと呟く
5
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