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生き生きと萌ゆる緑をかき分けてゆく子らの背の赤と黒かな
5
真実を 突きつけられて 愕然と 項垂れるのは 自明の摂理
4
いつか病む君へと捧ぐ盃を病みたるわれは掲げ飲み干す
5
真夜中と朝のあわいのあかるさを吐き出しついる初夏のベランダ
6
kiiro to ao の旗か はためいてるは 私 か あなた? サッカー
2
冷たいの 青いの 濁ったら雲と いつか先の 次来る夏はね
2
安くて楽しき世界旅 今宵も業務スーパーで 世界を巡る
14
意味のない絵を描いてキャンバスを削除 俺の人生みたいでワロタ
3
鑑にはなりてみたいと思ふけど鏡に過ぎぬ猿の人真似
4
炒飯にらっきょう添えて一人メシ 「咀嚼」ということよく判りけり
17
作り置き残飯整理の炒飯も らっきょうたっぷり添えて逸品
17
後悔のない人生と胸を張り幸せと呼ぶことが出来るか
3
祈る奇跡 甘く弾ける日々の想いソーダのような青春味わう
6
畏れつつ
腕
(
かいな
)
に
抱
(
いだ
)
くひい孫の笑ましかんばせ無垢なちさき手
31
五月雨の晴るる雲間の山の
端
(
は
)
に入り日を受けて
翔
(
かけ
)
る白鷺
15
ぬいぐるみ抱きしめ眠るおさな子に 聞かせたくない熊の現実
21
ゆっくりと言葉かみしめ本を読む息継ぎするよに栞をはさむ
28
ショッピングモールの駐車場広し 位置記録する写メ 命綱
10
七万円日経株価超えたとて 明日の命誰が保証す
21
水落ちて大気の埃は祓われり 玻璃に透かした雨上がりの夕
14
傲慢なホモサピエンス対宇宙/祈ることしかできない/僕は
6
みどり濃き青き葉裏の中に咲く白さ眩しい夏椿の花
22
シラカシの木漏れ日の下スローラン白きシューズは涼しさを連れ
19
家具修理私の方も壊れてる爪の先には波の打ち際
24
素人が修理と言えば接着剤『二十四時間置いてください』
24
トコロテン小腹に満たして暑気払い残りしツユでタマネギサラダ
11
大根を引き抜くように手を取って誰かおいらを起こしてくれよ
19
紫陽花の淡き色味に我が恋を重ねて思ふ君の虹彩
9
汗かいて必死になって探したがついぞ出て来ぬ取った杵柄
20
いとせめてかなしき時は玉の緒の長き夜の夢絶つを知らなく
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