愛ってすばらしい だけどわたし以外に注がれる愛はすばらしくない
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きっと君はこれが最後と知らぬまま盾を背負いて走る冬枯れ
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好きな色変わったんだね 覚えてる ずっとずっとあなたを見てるし
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目覚めればまだ付いている取れてない抜けないたまり場脳疲労宴
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特定の人にだけ愛を重ねれたらそれでいいのにそれがいいのに
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お仕事を 納めた方が 増えるなか 私は残り 二日有ります
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何故俺のミスだけ許されないんだろ そう思い飲むコーラは不味い
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ちっぽけな蛙が見てる丸い空 声は響けど世界は広く
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死にたいと ツイートをした その後の 君のツイートが流れてこない
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愛に満ちた 週を過ごしていましたか 繰り返し繰り返し 主は我に問ふ
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玄関前 君のことだけ 思い出す 足に力が入らない
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世の中で 僕は一番嫌いです お前がお前がお前がおま
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花の無き 季節に枝に 灯をともす 梅花ばいか可愛や 春浅く満つ 
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鼻の奥涙の波が寄せることバレたくないから夜を呼んだの
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冷えきったタイルに伸びている影が歪んでいってナメクジとなる
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二十年ぶりに替えれば 玄関灯 若き家族の息づかい聞こゆ
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レチノール アゼライン酸 ビタミンC 肌だけ若く 皮剥ぎゃジジイ
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ありがたし我が家の前も除雪機にて道つけ呉るる善き隣人なり
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八歳の 姪に教わる ポケカから 交友広がり 人生変わる
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クヌルプは雪原のなか吐血して神に抱かれて微笑み死んだ
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年の暮れ 寒柝の音響ききて若者達が連なりて行く
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覚えてないならいいですよ彼の目をあんなにひどく傷つけたこと
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青白い画面が夢を叶えてくれるマッチのように携帯を擦る
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縄跳びで大波小波夕暮れを削り取ってたとも気付かずに
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友と会い 酒を交わして 気づくのは 虹と見紛う 宝石の時
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拭き上げた窓越しに照る冬の月 夫の頑張り労いくれる
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元嫁と 同伴の子と 後輩と さすがにシェフも チラ見するよな
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五時間を耐えて辿れば 純白の実家(さと)に積もれる 古き思ひ出
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オペ室のライト点くとこ見たかった全身麻酔夢すら見ない
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病室の私そんなにまぶしいですか?先に死んだりしないよきっと
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