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被
(
かうむ
)
りし傷え忘れぬ心持ちあたなひつるは忘れてめぐる
4
引っ越しをした気配なく住人が次々変わる隣人の怪
27
子を捨てし親はひとりし
去
(
い
)
ぬべきにおこがましくも老いて寄りもす
6
ながらふるを罪とも映る今の世に死ぬるも
生
(
い
)
くも地獄とぞ思ふ
5
反省が後部座席に見えるから 何も言わない 雨がやんだね
6
クソ暑い 短歌にすれば 夏盛り 38度は クソ暑いやろ
4
故郷に残したままの古い家異常気象に耐えているやら
15
スイカ割り 赤いしずくの溜まり指し 『事件現場』とはしゃぐ子たち
12
疲れない? 家を出てから 1日中 見たモノすべてに ツッコんでるけど
4
羽田への飛行機ゆるく弧を描き 窓開け放ち過ごせる土曜
9
新聞で 「しんどい君へ」とラジオでも寄り添い始める八月終わり
28
役員と 打合せ終え 雑談す 働き過ぎだぞ 気遣い感謝
17
起動時にロゴが出てくるデジカメで逃すシャッターチャンス いとしい
3
この地にもやっと恵が訪れる 次の心配大雨被害
5
八月の 平和の語り 六月を 海の向こうを 伏せて暮れぬる
5
黒猫が「のびー」しているマグネット こんなのあったか 気づかずごめん
21
あなたがね 3と言ったら ウソなのよ 入籍したのも 3月3日
3
褒めないで 井戸からでるなと 同じこと 飛び出したい、でも、空が見えない
2
夏盛り 通り雨過ぎ 涼風の 肌にさやけく 身を透き抜ける
2
国原
(
くにはら
)
の 朝けのにほひ 夏忘る よろずのそがひ た
重
(
え
)
に夢
映
(
は
)
う
5
雪霜の よりしも宵の
金打
(
かねうち
)
の
萼
(
がく
)
秘す花香の 月冴えすすきの
4
水やりで萎え葉がシャンと張り苗は元気と言えば君も微笑む
18
他歌人の恋歌「れんか」に我と似る文へ一途な声が届く小夜かな
17
孫の名と 愛猫の名が 同じとは 偶然重なり 縁を感じて
22
一歳の 孫が好物 ポテト持ち おすまし笑顔 周囲も笑顔
23
一斉に朝陽へ向かう百鉢の花も知りたる我の微笑み
17
花の種「しゅ」を合わせ生み出す美の花に照らす未知なる遺伝の操作
17
伝線してる宇宙のほつれを縫いなおす それが愛なのか分からなくても
5
花の名を何度も歌い世話もした開花で残る確かな記憶
18
絶好の曇り空なる今日の朝 こういう時こそ屋外プール
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