嬉しさも半分ほどの春陽気 マスク・メガネのフィルター越しの
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コローの絵の 如き森なり 金色こんじきに  かすみて暮るる この夕雲も
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石段を先ゆく君の背に春の終わりを告ぐる蒼き雷鳴
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身一つで 武器も持たずに 生きている 愛猫きみは強いね そして優しい
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「味道楽」の美味しさのヒミツをドヤ顔で 読んでる場合かもう八時やぞ
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金縛り解くためもがく午前二時 やめて明日は朝から会議
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ペンライト電池が液もれしていた日 推しだったことを思い出した日
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新しい手帳にきみの誕生日 書いてないけど気づいてないよ
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今朝の秋コーンフレークをつかまえるコツを語りしきみは、七歳。
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イルカたち 摩擦係数ゼロで泳ぐ 弊社も明日からこうなりませぬか
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オルカにはマグニチュードがあるなんて聞いてなかったアイスも溶けた
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怨むだろうかもし優しい人を知らぬ赤ずきんは腹の中より冷えた世を
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桜舞ふ バスを待つあゐだに 愚痴をこぼし合ひ 笑ひ合ふ同僚と
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夜半よわにふと 伸ばした手の先君が居る そっと背を撫で また夢の中
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「もうしない」しっかりフラグを立ててから今日も続ける人の営み
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春の雪が思い出させた君の香を桜の色の中に見つける
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若き日に髪切りし街 花影に珈琲薫る『南方郵便機』
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気を張って電車の中で踏ん張ってみんなロボットテリブルトーキョー
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萌ゆる野のほのかな髪を撫でる日は風かろやかに吹きながれていく
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いやいやと吾子に潜むは天邪鬼節分までは待っててあげる
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おでこには冷却シート吾子を抱き加湿器の音 夜間診療
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はなのときわずかに過ぎてく人は木陰を選ぶ四月上旬
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新しい 命継ぐべく 旅にづ 降り立つ土地は 風に任せて
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ははそはの母の湯湯婆ゆたんぽしまはれて一万日の日はめくらるる
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「さくら味バウムクーヘン」食べてみたなるほどこれは桜餅味
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散り積もる庭の桜に降る雨は風よりもなほいとはしきかな
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死ぬ事に不服は無しと豪語せし 我の服薬手のひら一杯
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だんだんと脚の痛むを尋ぬれば昨日歩きし一目千本
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孫出るか…半年先のイベントの予約サイトへキーボード打つ
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保育園の担任妻はピタリ当て足掛け五年つかんだ人事
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