目がさえて寝返りつづく真夜中は虫の音すらも安眠妨害
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石の街 雉鳩は鳴く朗々と 先住民の祈りの如く
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還暦を 迎えし祝う 元上司 昔話で 皆で微笑む
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朝まだきマンション街に朗々と 雉鳩は鳴く読経の如く
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ガッツリと 食べたい ランチ悩みつつ 牛カツ大で ご飯を二杯
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元部下の 出世報告 聞いた夜 次月は二人で 飲むと約束
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夏の夜に お寺で過ごす 縁日で 仲間と語る クラフトビールで
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いいのかな 好きが増えると それ以外 選択肢から 減り続けるの
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音楽で 繋がる仲間 眩しくて 演奏者への 羨望つのり
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女房の大阪土産の定番は 絹笠とん蝶だし巻き玉子(551は卒業)
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いかづちと庭花火落つ千年の古都の橋下 火照る顔たち
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私にも サルートを買う 日が来るか 相手は貴方 そんな夢みて
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地下道のホームレスさえ恩愛の私導く先生でした
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還暦の 祝いの宴 夜は更けて 昔話に 花咲き乱れ
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あの魚屋タダモノじゃない襲われてとっさに鯛を買わしたんだよ
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人間の寂しき隙間に入り込み蒸発もする猫は液体
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好きなんでしょ「好き」とはっきり言いなさいこっちもはっきり断れるから
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身を尽くし心を尽くして人の世をくらし尽くしてまた繰(く)るものかは
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忘らむと里を離(か)れてもたらちねの母の言葉ぞ忘れかねつる
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床(とこ)に伏す妻の口元綻びぬ 園児に卵配る夢を見
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初めてを重ねる日々のあちこちに「良くできました」のスタンプを押す/題『スタンプ』
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『CHICAGO』観てセクシーダンスうっとりし隣の客をこっそり覗く
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靴擦れの痛みも今日を頑張ったしるしなのだとそおっと撫でる/ 題『靴』
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朝、すごい短歌と出会った衝撃でアイライナーが上手くひけない/題『朝』
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「あくまでも個人の感想なのですが、月がすごくて、すごくすごくて」
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寒暖差に翻弄す我等を他所に シーソー遊びをす秋と夏
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涼風が 頬をなでゆく 体操後 会話弾みて 秋の気配す
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密林で ポチって買った バリカンも  長鋏帰らむ 刈る頭なし
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「地上絵に描かれている植物は何か知ってる?」「さあ、ナスかなあ…」
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目覚めれば家族は未だ(いまだ)夢の中 ボーナスタイムの空想旅行
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