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ルビーレッドキウイの季節がやってきた 紅く紅く紅く あまき果実よ
26
真夜中に イタズラ叱った 次の朝 より念入りに ねこを撫でよう
31
またひとつ着ている服を薄くする桜青空六月の陽気
28
本当の春はここからと 葉桜をきっかけとする
緑
(
あおき
)
季節よ
9
この春は花より蕊のこころして落ちゆく
汀
(
みぎわ
)
水面の揺れて
14
街角でちらほらみえるポスターの 前職の笑顔やけに薄くて
8
バス停で待つ人に少し
笑
(
え
)
み残し 駅まで歩く1.8キロ
12
「高校生のうちに人生楽しみな」そんなこと言う人にならない
13
春の陽にはしゃぎ過ぎたような花びらが 開きし庭の赤いチューリップ
9
思はでも過ぐせるものをなかなかに面影追ひ
来
(
く
)
春の夜の月
15
ハムエッグ久々に食うハムエッグ気持ちいいほど
薄
(
うっす
)
いハムだ
25
腰掛けてふたりの手と手が出会うとき それは花びらのかたちをしていて
10
つがい鴨 仲睦まじく 微笑まし 南風吹くや 日温まりて 北帰りゆく
7
春風になれたとしてもこの声は あたしのこの手はあなたの元へは
9
日溜まりの テラスに留まる つがい鳩 その後ろ影 光り輝いて
10
早桜美しく咲き散るさまに 貴方を重ねてしまうのはなぜ
6
大好きな君の先生別園へ別れと出会い四度目の春
17
一人欠け一匹欠けてモザイクの 器に飾る四季の果物
13
黒き羽ゴミを見張って塀の上 話しかければ春の友達
21
ブロッコリーに おかかを混ぜて つゆをかけ 春の味する 朝の食卓
32
「おはよう」といつもの場所で言えたなら いつもの朝が始まるはずなのに
8
春の上飛行機雲と電線があやとりをなし蒼空ほぐす
13
うしろ髪 しなやかに揺れ 残り香漂い 漲りて 君の影去り 春惜しむ
6
ふうわりときみのうなじをくすぐった春風にさえ嫉妬している
22
遠き日に 思い馳せる 夕暮れは 秋風立ち 葦の葉戦ぎ 山の端陰り 独り佇む
4
黒歴史 絶えなば絶えね はなばたけ ねあげうけふも はなやかれむ
6
らいおんは おはようから おやすみまで なぜだかくらしを みつめている
7
瑠璃や藍あかく咲けざる紫陽花に降る雨沁みて土染まりゆく
19
どん兵衛をすすって深夜ラジオ聞く 見えぬ仲間も期末試験か
20
知らないでモヤっと不安でいるよりも 学んでしっかり不安でいたい
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