あの時は この時をわかる ためのもの 微笑の女 今はもうない
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enjin
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不甲斐ないこの身体でもご自愛を施しながら尽きるのを待つ
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猫膝に 抱きて背に櫛 通せども  有り余る毛の 頭にぞ欲し
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doron
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天翔(あまかく)るサテライトの放(はな)つシグナルを解読すれば「第九」のメロディ
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うたびとの風の調べは水となりうたかた消えし虚空を眺む
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草原に 無数に飛び交う秋茜 色なき風に夏ぞ過ぎゆく 
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競うよに 虫の音響く 川沿いを そぞろ歩きで 海まで行こか
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目覚めしも 外まだ暗く 暁の  朝冷えせぬか 猫に布団掛け 
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夫どの。言ってくれたらやるのに、が不機嫌スイッチとは思わぬか?
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じゃんけんは グーしか出さんと 俺は言う 言っているのに チョキをなぜ出す?
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あからめて もじもじ小人は 言いました  (あなたの頭 なでてもいい?)
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春蛙 夏雉秋虫 冬吹雪 季節奏でる 田圃の楽団
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真夜中に 小ネタを送り 諭される 私のLINEは メモじゃないのよ
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いただきます ごちそうさまを 言わないで 美味いご飯が 食えると思う?
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薄氷の 船から見える 幻は 光の速度で 形を変えて
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着崩れた浴衣に疲れお直しす乙女は中国からの留学
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治りかけ 口内炎に 気をつけて でもまた噛んで ああ振り出しに
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ひとつ目の目標だった駐車場花火客へとお貸しする事
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ふたつめの夢が叶った着崩れを辻着付け師と名乗って直す
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新婚に求めし家電は斃(たお)れ逝き 冷蔵庫のみ銀婚迎え
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北国の夏が終了した合図打ち止めを聴く大曲の花火
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歴史なり 伝統なりを 葬れず 右に傾き どうでもいいの?
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夏の果て風の形を追いかける かつて不発弾の微睡んだ野で
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冷房をつけずに過ごす一日はフライングした秋の気配か
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思い出はすぐに断捨離するくせに部屋は汚い普段の私
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めずらしく寒さをほざく夫のためシチューを煮こみ秋をむかえる
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北窓を訪いくる風の心地よさ秋が来ました ミシンをとめて
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空をよみ言の葉つづれば青もみじ秋風ふけば月もくれない
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