「束の間の~」 歌の腰の句の 「松抱けど」 朧に霞み 頭(かしら)疼(ひひら)ぐ /「花の音」御許
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自治体の 長(おさ)の醜聞 亡き人も 柩の蓋を 開けて見まさむ
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花冷えに 赤きシュマーグ 肩に掛け 思うは遠き イエメンの旅 /シュマーグ:中東の正方形スカーフ
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冴え返る 花の盛りを 家籠もり 眦拭ふ 君が四七日(よなぬか) /挽歌
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五分でも瞑れば楽の摩訶不思議何も知らずに生きてる不思議
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吹く風の 冷ややかなるを 取り込みて 花散りしかば 春と思えず
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彼の人が 雨男だって知っている 逢いに行く日は いつだって雨
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雨雲の浮かべる影をぼんやりと眺める日々の時は穏やか
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カスハラに困り果てるもその人の神対応に胸はざわめく
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お孫さんより贈られしものなのか おうなのスマホに吊らるる«ちいかわ»
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朝顔の種蒔きて鉢に水を遣り飴玉ころり食みて笑む子よ
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休日の特典としていち早くカレーをいただく午前十一時
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ベランダの手すりに落つる鳥のフン妻嘆きおり空と電線
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頭では理解わかっていても進めない 道はあるの?いつかはあるの?
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脱いで入れまた脱いで入れ素裸になって洗濯する心地よさ
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朝の瀬へ向かふ歩みに夜へ乞ひし恋慕の灯り苦し相反
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バンザイで新入生を迎え入れ白き花咲く梨の木々らは
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さむそうに ひっついて寝る ねこたちに ホットミルクを 飲ませてやりたし
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1首詠み吾の機へ送り受信して吾を振り返る詰め込む明日
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マラソンの日 いつものスーパーおみせ 迂回して 辿り着く道に 熱き声満つ
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雨が降り風も吹いての半月も入学式まで桜持ったな
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目覚めたら雨が降ってるああ花も終わりだなあとコーヒー入れる
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終と始の同居の刻む微か音に星の生き詩を抱く砂時計 
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春疾風はるはやて 工場こうば通りの 桜散る 道に敷きゆく 薄紅の地図
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四つの葉のオキザリス春あの空へ赤きラッパの花のおはよう
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病院の待合室は海の中バリヤー張って自分に潜る
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革靴を手に持ち走る女学生 淡いブルーのシャツではにかみ
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火曜日であることを確かめるよう 二カ月続く妻の通院
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一枝(ひとえだ)の 雪のこぼるる 雪景色  やまね( 山音)泣き濡れ 静けしや
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取り囲む山並み雲に溶け込んでとろり鈍色梅の白冴え
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