蕎麦喰って妻の頼みし熱き茶を 外つ国の人ひとつ持ち来ぬ
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無口だし顔にも出ない そう言って不安がる君 ごめんねと砂糖(シュガー)
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雨(あま)の音(ね)と囁く声を夜に溶き居酒屋は往く 日曜の海
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夜霧にも 靄(もや)の中へと 走り行く 移ろう者は 御魂なりけり
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ホットでは苦すぎる粉しかなくて涼しげな今日アイスコーヒー
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小雨だと俺は思った 父さんはこういう天気で寿命を迎えた
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皆が褒む一糸乱れぬダンス見て 生理的なる不快感覚ゆ
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卓上に赤ワインの影揺らめいて 君の頬にも揃いの薄紅
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同僚(とも)たちと栗チョコ食みてほっこりと 秋の甘味に疲れも解(ほぐ)れ
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みなを見送って一人  寂し寝(さみしね)の夜  またさようなら  おやすみなさい
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和と洋の 茶飲みておもふ げにをかし 各々持てり 他なきものもの - 令和八年葉月廿九日
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宵闇に 庭を歩けば 虫の音の 大音響に 驚き聴き入る
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夕まぐれ 雲間の一条(ひとすじ) 田を捉え 波打つ稲穂 黄金(こがね)いや増し
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シンデレラごっこと称し 家事手伝ひ楽しめたらと 昔日の吾(あ)も
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夏色の サイダー姿が 懐かしい 君のしりの穴みたいな笑顔
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わくわくの 特典映像 追いつかず いまや宿題 夏休みめく
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ビル群と一番星に挟まれて 茜(あか)から藍へ移りゆく空
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男ども 女の小言 聞いてやれ 注意して聞け 意見は言うな
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この畑 やたらとカボチャ 成長し 足をつまずく でかい実をつけ
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盆を過ぎ バッタの代わりに コオロギが 草むらを行く 我が物顔で
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ジオラマのトンネル抜けてスイカ割り 公会堂の結ぶ縁日/『子ども縁日』大盛況
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血のように 巡る皆んなを 連れて来て、 普通準急 快速急行
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友達は 当の昔に いなくなり 妻と二人で 呑気に暮らす
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作曲家 気取りでギター 爪弾きて 投稿してる 私はオタク
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老いぼれた 夫婦が喧嘩 していても いつの間にやら うやむやになり
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他人のこと ああだこうだと いう輩 己が見えぬ 盲人のよう
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吾の手を 離れて飛び去り今どこに 愛する人を探し彷徨(さまよ)い /保護できなかったインコの無事を祈ります✨
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ふと聞いたきみの名前をはしり書きノートの端っこ恋がはじまる
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色々な事を卒したはずなのにじっと指先見つめて吐息
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一日に一度は涙の発作あり訳も根拠も無いのに不思議
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