温泉気分の入浴剤寒風に乗って香ると暖まる気がする
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ひび割れた バス停のベンチの端にガムテープ 絆創膏の如
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レアアース 消費減税 嫌中論 夢を切り売り墓穴ホルホル
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姿見えねど かまびすし 紅梅の 枝わたりたる 小鳥ありけり
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「一」足せば「辛い」気持ちは「幸せ」に 下は向かない前に進もう
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春冷えに白く膨らむ花たちを束ねて行かむ清き風待ち
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本当に 困っている人 水のような影のような空気のような
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春よ来い 頭上にあおぞら背に陽浴び 駆け回る子らの笑声響け
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惰性だぜペダルを踏めよ炎脚えんきゃくだ日々を駆け抜く馬と懸けねば
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じっと耳すませ 聴いてごらん 彼方から東風(こちかぜ)吹いて 春連れてくる
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「本当に好きなんですか?」時雨降る「それってただの同居人じゃん」
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もの言はず追ひ越してゆく息子の背ほのと匂ひて犬見まはせり
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隣人の訃報知らせるドアホンのひそやかに鳴り 春待つ夕べ
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正月の飾り片付け空いた場所 ちさき雛人形 ちょこんと鎮座す
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十三時過ぎて出られぬ布と布の間たまる重いぬくもり
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「冬が好きなんです冬に死んだから」夏に死ぬのも悪くはないよ
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樹木にも 変声期あり 春夏秋冬この地球(ほし)の歌奏でおり
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影伸びて 光たる街 目を細め 陽射し背に受け 本を読みたり
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去年より早く減っていくバスソルトの分だけ彼が暖かくなる
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姫は抱く傷をおいたる剣闘士 二人の肩に祝福の音を #りくりゅう
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あと一日ひとひ 辛抱せよと 如月の寒波を越ゆる 毛糸ニットと共に
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夏が来る捨ててあるような室外機 衣干すてふ 天の香具山 /持統天皇 2/100
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靴箱を 整理しスキマ 作ったら 空いた空間 心のゆとり
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頭がね珈琲飲んでズキンとね浮かんできたねピンピンコロリ
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子育ては ハラスメントに 似たるもの  受け手が決める 愛の正しさ
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寒九雨かんくあめ 此花このはな散らし 香誘こうさそう  濡れたるみきに 触れるてのひら
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吾を見つけ鴉寄り来る庭の隅「これはないしょ」とパンを分け合う
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みかん食べ 手を洗ってから ねこ撫でる みかんのかわはね ねこにはだめニャ
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一周忌の 積み団子を 丸めつつ 君の生きたき 時を想えり
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白内の手術を得れば明け暮れの皺のひとつの霽れに見えたり
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