悲しくも ないのに何故か 涙でる 時がとまりし 深夜の事務所
30
父眠る 墓前に菜の花 挿した瞬間(とき)ふんわり和らぐ春風吹いた (明日は23回忌)
19
前世ではスパイをしてたらしいから その分派手な口紅を塗る
9
夜遊びと祭りが終わる月曜日 我が衣手は露に濡れつつ / 天智天皇 1/100
12
後悔はしないで最期迎えたい 私の人生私のものだ
36
選挙後に改憲の風高まりて事前は忖度マスコミの罪
24
掛け軸の五段飾り雛わすられじ貧しきなれど心みたされ
22
幸せな短歌うたを見るたび辛くなる 人と比べる自分が嫌い
33
かすみゆく久遠くおんの理想やしがらみの五重塔の遠き鐘の音/折句
15
コロッケを 出汁に浸して 蕎麦啜る ため息一つ 日付変わる夜
30
桜もち思いがけずに賜りて小さきひいなをそそくさと出す
42
肉まんを 耳当てがわり 笑わせる お茶目な部下は 還暦間近
32
顕微鏡貴方の涙を覗いても 滲んだ僕は綺麗というしか
5
安住あんじゅうNOオアシスNOジュテームNOオーマイ脳はお歌にボーン
9
目からすべりおちたこれが星だとは誰にも気付かれませんように
6
池のはた 早春飾る宝石のごと翡翠カワセミの鮮烈なあお
27
完璧な 人はどこにも いないけど 成長できぬ 人もまたなく
6
人間を 愛せぬうちは 生きている 喜びすらも 怪しい限り
4
あれをしろ これはするなと いう前に 命を捨てる 覚悟はおあり?
4
辛辣な 言葉は要らず 微笑みが すべてを照らす 希望の光
6
誰からも 愛されずとも 朗らかに 周りを照らす 木漏れ日のよう
4
いつもなら 小言煩い その口も 喉がガラガラ 暫しの休み
4
通り雨自転車置き場で雨宿り 校舎に駆け込む君はデコ出し
7
釉薬の景色は均一重ねてく稀に炎のよだれしたたり
13
いたずらに 30年の 時過さだすぐり 日出る国  今猶憂う 
7
筋通り 仰ぎたりける 女神殿 ぬる湯に浸かり 泣いて笑って / 皮肉です(皮肉句) / 原作者・ディレクター・役者が自民政権支えり
8
メリーゴーランドの馬が夕立のなか駆け出した きみの町まで
7
真夜中に涙ぐむ訳聞かれても 分からないから私が知りたい
8
空を飛ぼうが月に行こうが生きている限り地球を出れてない
6
難問です苦心の短歌うたをリメイクで自由おしゃれな律に仕立ててください
14