このうたた寝がそちらへと続いてるかもしれないそれでもいい、春
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ぬか床の醸す温度は人肌に 如何に胡瓜の漬かり加減は
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道端に打ち捨てられた私さえ 煌めく君が巻き込んでいる
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歩道橋から見渡せるパノラマの街に桜の敷き詰められたり
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思いすら消してしまえよ五・七・五 右手に溝川どぶがわ 頭上にオリオン
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卒業という出口へと続く坂 最後の春を履き潰しゆく/明日から四年生
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五も七も 三十一も 十七も 私の声も 皆互いに素
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繋ぐ手を見咎められるふたりこそ花の命と咲くを止めえぬ
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学び舎に 桜踏み分け 行く児等こらの 背を見る時ぞ いとほしきかな
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眠らない 街に煌めく ネオンより ありよりのあり 人生の数
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春のゆく花は散り際見定めつ繋ぐ手解く「さよなら」もなく
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舞ふ桜 躑躅つつじつぼみ 顔を出し 初夏の如 風温し清明せいめい/二十四節気
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春の夜に 紡ぐぬくもり 憩えるなら 今もほどけぬ 花かんむり
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夜半よわの雨 打たれ散りゆき花いかだ 枝にすがりつ 名残なごりの桜
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通勤の列車に揺られウトウトと船漕ぐ人の夢に幸あれ 
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そよ風に吹けば飛ぶよなプライドが恋の歩みにブレーキかける 
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いささかに 「サザエさん」とは 違う世で 令和になりて 甚だしかり
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いつだって そこにいるのは 私がいい 右側が良いと言う あなたの隣
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アパートのドアノブに二本掛けられてビニール傘は抱き合っている
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白鳥に地図などなくて 僕にある真っ白すぎる進路希望書
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利便性 詐欺師にとって 出入り口 「AI」※エイアイさんと 「SNS」エスエヌエス氏 ※「AI検索」は「諸刃の剣」
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ストーブを点けて観ている Tシャツの誰かの春と同じ国とは
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外見じゃわからないのよ恋愛もみかんも甘いか酸っぱいかなんて
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土手の端の薄紫の群生のにら花の星一つ恋しき
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朧月 紅桜隠し 春の宵 今宵一夜の 旅の空 旅路の果ては故郷(さと)の秋 幾山越えて
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春ゆきて蓮華の池に降るはなのひかり揺蕩う ささなみの立つ 
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「春のせい」そんな言い訳詰め込んで二つ目最中に手が伸びる午後
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6人でグループLINE作ったよ 四六時中が着信祭り
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工場でずっと雑誌を積み上げる機械のように 機械でやれよ
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洗い立てコップに残る口紅が罰らしいよね 早く出てくよ
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