不安寧
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自由律

夜の言葉は陽の光に焼かれて種を蒔く
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太陽は剣となって蝸牛の轍を切り裂いた
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雨上がりの曇天 点滅する電灯 くすんだポスト
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優しさが邪魔で前が見えない
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僕の背中を追った君は どこにいったのだろうか
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酸っぱいってことを先に知りたかった
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懐かしい匂いはガソリンにかき消された 誰だっけな
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誰の足も止められない街頭演説が雑踏をかき分ける月曜の朝
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