歌にする これが私に 合った型 痛かったことも 聴いてUtakata
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老いもお芋ふたりの 人生散歩 手とポテト手はぎゅうと 結ばれ一緒馬鈴薯
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憎しみと 誤解うごめく この世にも 人の真ごころ ありと信ぜむ
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土手沿いに歩くワンコの鼻先を くすぐる可憐なイヌフグリ
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こんなにもみんなで帰る道のりが愛しいことを最後に知った
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女房の皿に取りおく餃子二個 二個分だけは春日に免じ
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にぎやかな孫らの声の届かぬに春一番吹くふたりの今日は
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おおきにと言われた市バス ご夫婦が隣り合うよう席を替わって
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春一番、幼き子らと戯れた記憶の土つぶ舞う広場跡
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死語になる 季節のバトン 二季と化し 自然の摂理? 否 「人の業」
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遥か先霞んで見える富士山の天辺てっぺんまでさ歩いてみよう
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君は君、私は私でいることが難しくなる 洗濯機が回る
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整然と 材刻む音して もうお昼 お腹空かねどランチタイム
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あたたかい風が身体の輪郭をなぞり私を春が見つける
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「ネギあげる」上目遣いで言う我が子 「私もあげる」とつかむチャーシュー
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赤の他人→橙→黄色→緑→青→に至って 胸先に恋慕レインボー
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犬置いて スキーできぬと 十五年 銀の世界に 白き想う
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「かなしい」を泣き言でなく芸術に嵌めたい僕の、ゆらゆらが、好き!
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日の出前 寒さの元気 薄らいで 鳥の声聞く 今日の始まり
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昭和初期三十一文字(みそひともじ)に命賭し職を捨てにし人もいましき /五味保義
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初対面 孫飼うチワワの 愛らしさ おもわず頬の ゆるむジジババ
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家の中 あてどもなく 往き来する 記憶消えていくこと哀しいことか?
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天皇と言えば昭和の顔浮かび今上陛下浩宮様
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冬あかね 憎めないから愛になる あんたの声は夜の幻聴
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きらきらの波間に鴨は揺れながらそろそろ帰る相談してる
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暁の豪雨は街を洗浄し 朝の南風はえは滴を払ひぬ
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人間の脆さがあまりに嫌だから、君に話すの。冷たくなって?(たぶん愛じゃない)
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詐欺メール殆ど来ない日曜日 悪党どもも今日は休みか!?
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実害はなしと言えども詐欺メールに騙されし事心蝕む /詐欺メール
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歌心なきを嘆きて何ならん拙き歌を詠むほかはなく
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