黄砂の日。もやる空にも カッコウの 二音におんは空から 降るようでいて
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モヤモヤを三十一文字みそひともじに詰め込んで投稿ボタン押してスッキリ
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念願の彼との電話繋がった 「逢いたいよ」と言われそこで目が覚めた
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歩み寄る素振りも見せず輪郭は浮き彫られてく声が聞きたい
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G7主役はやはりウクライナ核と未来を広島で問う
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朝日受け黄砂の予報を知らざるや チューリップの直立不動
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深夜、孤独にしほたれり、 NASAのAre we alone?と言へばなるらし
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プラトン的恋愛とか装ってa.m.4:00に鳴く鳥を知る
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じいしきが おんなじような はんだんを くりかえしできる わたしといふ自我(イメージ) /シンギュラリティへのメモ
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夜風吹く音聞きながらスマホ出しぽちぽち綴る 日々のあれこれ
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3時間 夢から醒めて溢れ出る言葉の代わり スタンディングオベーション
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このどらま さいしゅうかいまで みられない とゆーことが めめんともり。/ だいじょぶだー(^ ^)
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寄りかかり合って眠りに堕ちるとき世界はとても平和になった
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メーターに 日々左右され リスナーは コインとコメント 戦略にする
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ウクレレの つま弾く音と 君の声 スマホの中の 僕の女神の。
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ブラックと言われる無茶な 拘束で 羽を取られて 社会の歯車
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静か且つ能動的にタオル蹴るベビーベッドに横たう御御足
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聖堂に「憐れみたまへ」の声満てり愚かの神に祈るべけんや
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軽やかな筏に乗りて漕ぎいでな夏の一大紺円盤へ
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紙飛行機ひこうきは 何処へ着くのか 知りたくて 翔んでみたいな 君のとこまで
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世界一幸福のひと その中に注釈は不要しあわせは在る
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火星にもたぶん俺にそっくりで生きづらいやつがいるかもしれぬ
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髪うすく しわくちゃだけど いいじゃない だって大好き あなたまるごと
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嫌いですもう無理なんです私には妻と母親、嫁と姑
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今はもう繋ぎを切った身の上が辛くて生きる術さえ出ない
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悪あがき叶わないけどその声も私を堕落させる悪戯
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引越しをするたび連れてきた婚礼タンスも家族であったと思う
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コストコで 並んでカートを 押し歩き 逢うのが普通になれる幸せ
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恋人と別れた涙の後に知る非・リア充の居心地の良さ
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昨日まできみはとなりにいたでしょう画面の向こう問いかけてみる
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