歌うキミ歴史に名を残さないキミここになければどこにもない夜
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誰にも見せられぬ物真似受け止めてくれる君の耳よ ロバの耳!
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はじめのいいいいいいっぽでズルをする馬鹿正直なつむじが柔い
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「死にたい」と「生きたくない」を認識すAI機能恨めしい 夜(Alexaのバカ)
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二人して混ぜても溶けず鍋底に 自由気ままに継粉でいるの
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ジーンズのすそから出でし素足より呼び醒まされし恋の色香よ
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牛丼を部屋に残して行った君が名残惜しくてつゆを飲み干す
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爆速で繋がってくれ!画面越しの君でいいから早く会いたい
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身体は私に飯を食わせるが、私のためなのだろうか。それとも
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惜世(あたらよ)に 君と出逢える一日は万里の旅路 泡沫の夢
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「雨の音、揚げ物してるみたいだね」 うねったポニーテールの毛先
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洗いたてタオルと服の生い茂る熱帯密林サンルームにて。
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半歩先君が振り向くことはなく 「もう夏だね」と言ってみるなど
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未来へのページ破るも包まれたさっき生まれたみたいな笑顔
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君に似た人を見つけた銀座線 違うと祈り目線をそらす
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たい焼きを模様のように餡つけて頬張る君のほっぺ食べたい
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青い鳥さえずる数を煽られて世界トレンド誰得なのか
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扇風機、今日「強」にしてしまったらこの夏生きていけやしないよ
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従順であることを指して「素直」という嫌味のような日本語がある
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堀田言う「罪の対義は法律さ」 わたしはきっと「ない」と答える
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立ち上がれ転んでもいい走り出せ向かい風ゆく君はまぶしい
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真っ白いミルクのような君の嘘わかってるんだ、あたたかいって
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はにかんでうつむく君を焼きつけた僕の瞳を君にあげたい
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おもかげを 重ね合わせて後を追い 乗り込んだ 弱冷車両で 意味のない汗
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叩いたりそっと優しく濡らしたり雨にもきっと感情がある
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門限の時間なくなるまでずっと君と秒針刻んでいたい
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失いしモノが多すぎ誘われたお酒はぬるめの燗がいい
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朱い玉 あおい葉の間にのぞかせて 熟れてみればと初夏の挑発
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アナタなど忘れ生きたい その旅に連れ去っておくれよ彗星
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チョコの味忘れた頃にチョコ食べる 交わる甘さ今感じとけ
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