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奥多摩の造酒屋の香り吸い 楓や蔦もほんのり染まる
18
避妊手術エリザベスカラーの我が子
(
こ
)
犬抱き無事でよかったごめんね勝手に
7
あまりあるこの世の憂きに来週の航空券を予約していた
7
高砂の松の嵐に秋更けて尾上の鹿は月に鳴くなり
11
週末に望月の下木犀の香追いかけて金色の夜
12
楽しいと終わるのあっという間だね ドラマのセリフササッとメモる
16
ハンドルを握る私に「見よ」といい苅田の白鳥姉は指差す
20
ひとときを空を眺めて静かなり媼
三人
(
みたり
)
の富良野の満月
18
友達の躁と鬱ですこんにちは十年来の腐れ縁です
8
自由と言う広義での死を享受する 遠足気分で海へとダイブ!
5
心臓を指さしそれをくれと言うおまえはいつも孤高の王様
8
百日紅ピンクの花が少しずつ落ちていく様眺め日は過ぎ
10
進化とは過去の栄光全て捨て何も恐れず常に前進
5
「母さんの煮物好きや」に
絆
(
ほだ
)
されて ひじきグツグツ夏日の夕餉
32
セピアートひっさしぶりにたべるのよ うっかりチョコも買ってしまったわ
12
静けき夜 香を焚き染め
雨衣
(
あまころも
)
りんの奏でし星のささめき
16
陽が照らし風は雨呼び土育つ花鳥風月
帝力何
(
ていりきなんぞ
)
12
君の問いうすぼんやりと答えては 今日という日が終わりますよう
12
本気でない君とのあの日があったから 貴方の本気強く感じた
12
皆々様お手を拝借 ほら立って これでお別れカーテンコール
7
帰る道 黄昏色の薄夕日 滲む姿は 恋か心か
9
地球儀のテカテカに火がゆれている 路上喫煙禁止条例
5
朋友の美し歌の一方でくだらぬ我の馬鹿歌恥ずい/キロさんへ
8
「結んでよ後ろの紐を」あらはなる背中見せつつ言ひたまひける
8
大空に首をもたげていた奴は、あっあれは……
VHS
(
ビデオ
)
で観てたゴジラだ!/1984
6
近在の自家ギャラリーの奥様の微笑の余韻秋空に
融
(
と
)
け
9
七割のみんなの助けがのっていた三割くらいのぼくの力に
9
真っ白い流れる雲を見ていたら泣きたくなったまだ生きたいの
8
外からの刺激に弱い左目と新しい「道」模索してゆく
11
フワフワした理想論など糞くらえやることないなら早くかえれよ
6
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