終末の時間軸から来た人へきょうの恋愛運勢を問う
3
好きでした。君が歌ったあの曲も。あの曲を歌うあの日の君も。
10
黒騎士の揺るがぬ思い青薔薇に夢よ覚めるな明星の空
0
寒空に人が賑わう淀屋橋夜のムードに光が映えて
0
明々と煌めき帯びる御堂筋街を染めゆく青いネオンよ
0
イケメンの爽やかな香り匂い立つ心震わせ芯までしみるわ
1
どうしてよ残り香消えず苦しいのいつもあなたは鏡の世界
0
好きなのにどうして恋は儚いの高きハードル狭き関門
0
大好きなあなたの香り包まれて夢見心地の火照った私
0
陽炎がゆらゆら揺れる滑走路熱い眼差しあなた見つめる
0
イケメンの甘い香りに満たされてあふれる思い月夜に浮かぶ
0
今までの暗い私にお別れを闇よ消え去り光よ満ちて
1
高速へ曲がる荷台に飛び乗れば 僕はどこまで行けるのだろう
5
日は真上 ゆらり揺られる 鉄箱の 外の世界は 異世界かしら
1
夏だねとほほ笑む君から落ちる汗 このままずっと夏ならいいのに
0
「あなたにはいつも笑っていてほしい」私は確かに愛されていた
2
幽霊はどこにでもいる 春過ぎて光は可視化された徒花
1
「猛犬は死んだ」のシールこの街が静かなわけを教えてくれる
1
惜別の覚悟を決めたその朝は背筋が1ミリ天へと伸びる
2
道端で修行と称して立っているような仕事が消えた近代
0
体温も笑顔も持たぬ機械でも恋情とやら持ちえるらしい
1
遠い夏シロツメクサを編みながら遥かを想った それはここだよ
21
帰り道同じと知った君もあの桜の下を通っていたの
3
秘めていたものさらけ出すようにして君はポツリとロックが好き、と
2
6月は紫陽花ばかり咲いていて大事なことを忘れてしまう・
3
梅雨とかいう二番目の冬っぽいやつのおかげで布団しまわずにすむ
1
気持ちよくみんな一緒に暮らすんだよとウクライナの絵本は言う
12
一瞬の光をぼくに焼きつけるきみはアイドルそして流星
3
コンビニの 大盛り焼きそば 啜りつつ 麻雀を打つ 丁寧な暮ら死
1
用有りて 久方ぶりに会う叔父に 今亡き父の面影を見る
2