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とてつもない花瓶の闇がこわいので毎日花を挿すのだと言う
10
献杯を終わって ふっと座椅子みる あらいたて・
まっと
(
マット
)
で チビ猫しあわせ(すやすや)
19
ポロポロと涙が落ちる彼女には 言葉はいらないただ抱きしめる
29
冬かとも思う日々から不意の夏「冷やしラーメン」迷わず求む
20
お絵描きの 輪に入らぬ子 よく聞けば クレヨンこねる
理由
(
わけ
)
あると知る
11
陽にあたる君の寝顔を眺めてる 今の時刻は午後6時半
11
白樫
(
しらかし
)
の
高木
(
こうぼく
)
の
下
(
もと
)
慎ましく役割り終える
皐月
(
さつき
)
の子たち
10
ころすのはいつでもできる 今はまだ子どもの為に責任とらす
10
最悪の事態の朝の街角で「冷やし中華が始まったのか」
11
寝入りばな 灯の消えた部屋の色 あつめてパッチワークを作る
7
ブスなんだ、と空気や態度で気づくときなにかが折れる音が聞こえる
8
顔の価値決める権利はきみにない己の価値は己で決める
17
5キロ4千円って ご飯1杯
53
円ぐらい いいんじゃないのそれぐらい
12
愕然となる盛り返す気になるもそう簡単に物事行かず
3
旅路にて見える稲穂の揺れる波車窓の眺めも遠くの果てに
7
初夏の風 秋の風と異なるは 何かが始まる予感を孕む
19
人なれて近きにとまる古めじろ一目の間またたきに立つ
8
満天の星という名をつけた人 そのとおりです
満天星躑躅
(
ドウダンツツジ
)
20
消したのに戻る予測と君の声知らぬうちまた独りごちたよ
3
足早に夏は来るらしこの頃も古うぐいすのとよむ葦原
9
どの本も あとがきから読み 先まわり 他人(ひと)の靴では もう歩けない
6
紅花と
満天星躑躅
(
ドウダンツツジ
)
が生けてある 一から十までうつくし蕎麦屋
17
梅仕事 今年は梅酒 からころと氷砂糖が
初夏
(
はつなつ
)
に溶け
29
バス停で
紫陽花
(
あじさい
)
色の傘を差し雨が止んでも潤ったまま
7
五月雨 緑の匂い 消していく 淡く切ない 想い出と共に
7
ふわさらり そよ風みたいな ワンピース 「空の巣」を出て 楽しみさがし
17
愚問だよ「ずっと応援してくれる?」今日は私もそれ聞いていい?/仕事量多め
15
なぜだろうコ◯ダは仕事ス◯バは読書自然と分けるオンとオフ/個人の意見です
7
距離おきて 今は手を取る 束の間の 平和としても 子の父と母
14
備蓄米扱い業者の報道になじみある名を見つけ安心
7
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