こそら  フォロー 6 フォロワー 4 投稿数 48

はたして短歌とよべるのか。
勉強します。

瑕瑾なくありたいせめて皮膚だけは 中身はすでにずたぼろなので 

祖父くれしオルゴール箱の蓋そっと開けて無音のトロイメライ 

くだらない繋がり ぜんぶ裁断す 君の糸だけ傷つけぬよに 

鬱蒼の木立に蝉の産声が おはよう今日は新しい日だ 

密やかに おしゃべりするの 二十五時、談話室 髪も乾かさぬまま 

意味の味 冷やし中華に混ぜてみる 気づかず啜る 君の汗きらり 

しづかなる大蛇の瞳 夢に見た 遺跡にひとり 住んでいる主 

「おやすみ」と 真珠袋に包まれる あなたの指が 解く夜明けまで 

教室の窓 晴天に稲妻が 今木星は 嵐なのだろう 

ライブラリ 心に沿わぬ歌ばかり 開いて閉じる 朝の憂鬱 

軒先の番鴉や 楽しげに 本日の予定 立ててるようで 

曇天に芍薬 赤き朝露の流れて 薫る土の我が庭 

食べきれぬケーキ 解体・冷凍す 今日はわたしの誕生日なのに  

燃ゆ躑躅 一輪手折る 吸いあげた 火傷しそうなほどの蜜 

月面に スプーンあける クレーター なめらかプリン ひと掬いめ 

海原の小島にひとり ずとまよ。の歌と 本読む 夜は長いの 

はりつめた 糸に鋏をあててるの 紙コップの底 君にあいたい 

秤には ちょうどぴったり百グラム 給与明細と しにたいきもち 

荒れ狂う 風の名前を知りたくて 歳時記めくる 午前五時かな 

大海に 顔を出したる膝小僧 二百リットルの お湯の主なり 

かなしみが 赤いのずっと ティファニーに 行けないわたし どこへ行けばいい? 

君が見し 夢の浅瀬の光る波 その砂浜に わたしも行きたい 

灯台のごとし スマホの充電ランプ 八畳海には 充分すぎて 

野ざらしの 髑髏に見えし 葉桜よ 輪廻転生 来年も咲け 

上空に ユニコーンカラー うずを巻く わたあめみたい 君の土産の 

曇天の空は半分赤らんで 君みたいだね 泣けばいいのに 

言いたくて言えぬ代わりに傷つけた手の甲 三日月だけのタトゥーです 

ベッドには 人からもらった「いいね」だけ 散らしてみるも 夜は眠れず 

プールぎは ストレリチアの鳴く声が 揺らす水面の 四時三十分 

蜜なるか 人の不幸も 吾の幸も ぜんぶ嘘だね ひたすらに無味