Utakata
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こそら
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はたして短歌とよべるのか。
勉強します。
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かなしみが 赤いのずっと ティファニーに 行けないわたし どこへ行けばいい?
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君が見し 夢の浅瀬の光る波 その砂浜に わたしも行きたい
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灯台のごとし スマホの充電ランプ 八畳海には 充分すぎて
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野ざらしの 髑髏に見えし 葉桜よ 輪廻転生 来年も咲け
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上空に ユニコーンカラー うずを巻く わたあめみたい 君の土産の
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曇天の空は半分赤らんで 君みたいだね 泣けばいいのに
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言いたくて言えぬ代わりに傷つけた手の甲 三日月だけのタトゥーです
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ベッドには 人からもらった「いいね」だけ 散らしてみるも 夜は眠れず
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プールぎは ストレリチアの鳴く声が 揺らす水面の 四時三十分
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蜜なるか 人の不幸も 吾の幸も ぜんぶ嘘だね ひたすらに無味
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ふしぎだね 歌もお菓子も愛でさえ 救えない夜 円窓に月
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夢の中 北緯三十八度でも カノープスはいた 手招いていた
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虫喰った葉の斑から 木漏れ日のいと燦燦と 哲学の道
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やさしさを 思い出しては涙落つ こんな感情わたしは知らない
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めんどくせ。呟く声は煙草だね 暮れゆく空を持て余すきみ
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深海にゆっくり暮らしたいのにさ 水揚げされて あわや破裂よ
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換気する 戸棚も部屋も心もね 青葉の匂い 待ち侘びていた
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公約数 小数点以下切り捨てて 合わせた分の心が重い
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沈黙が二人を繋ぐ架け橋と言ってよ 夜が明けるとなりで
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怒りには無音が似合う 我が胸はマグマの鼓動ばかり響いて
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枕元 ミルフィーユのよな浅き夢 食べかけのまま 転がつてゐる
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寂しさは氷彫刻 犀利なる温度片手に 炎天の駅
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仙台の青葉は皐月 定禅寺 百万色のペリドットかな
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ミーハーな河になったと 嗤う日を夢見る あをい純度よこ目に
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インクだけ 僕のかたちを模すものは 煩雑な傷 ページをとじる
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オリオンは錠剤 僕をいさめてよ 朝日が瞳に触れる幕まで
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ありじごく 落ちる瞳に映るのは 史上最強うつくしい空
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よりいっそう 孤独になりたい あなたには 銀のしじまの 小舟をあげる
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