ねこのては ペットボトルのフタとかを ちょいちょいするよ いろんなものを
10
向日葵を 君となぞらえ 頬を染め 直には言えず 一人悶える
6
若かりし頃に火をつけ燃やす金 無いまま煙草知らぬ人生
10
禁煙を成し遂げた人は何よりも何をおいても偉いと思う
13
加熱式たばこのタイプ切り替えて禁煙に向けまた夢を見ん
14
葭芽吹く頃も判らぬこの吾は よしもあしきもリードが必要
9
太陽も山の向こうの青空も塗りつぶされる 黄砂降る午後
15
葉桜に 宿る日差しが 反射して 風に揺られる 青葉な僕ら
6
目が覚めて 下着姿で 大の字に 眠る愛しい 君は我が物
5
だらだっだ スキップ崩れの地団駄で泥濘さえも踏み越えてゆけ
8
半年も 会えぬけれども 君ならば 乗り越えられる 茨の轍
4
人生は 走りきるのが 一苦労 バトン渡せぬ 孤高のアンカー
13
何人もなんびと 語り尽くせぬ 夢在りし 遥か昔の 古代人さえも
9
入選を願いて言葉を錬るよりも 吾は思いに任せて詠う
11
強がりに その身を焦がす 君を見て 居ても居られぬ 胸の歯痒さ
9
吐露できぬ 君への恋路 奥底に 露も知らずに 覗く胸元
8
幾重にも連なる紅き鳥居ってさ 言ってしまえば神への赤スパ
8
逝ったとて 表裏一体 あなたなら 教えてくれる 桜咲く場所
30
短歌うたにしてそれで心が満ちるなら 恥じることなく私はうた
37
搔きあつめかき集めてもなほ余る焦燥感で火傷しそうで
7
ぽつかりと空いた欠片ピースが気になつて何か足りない不惑のパズル
12
夕刻に 茜が宿る 君の頬 伝う雫に 是非さえ言えず
5
深酒を明けて一人でシャワー浴び 貴方の指を想いて慰む
11
吸う僕に ちーたーやめろと 笑う君 特に効くのは 君の言の葉
5
「おはよう」は 新たな朝の 始まり 昨日のことは 忘れいざ進め
6
寝れぬ夜 もたらすものの正体は 悩みではなくたぶん胃もたれ
8
戸の外で 少女の被る 南瓜みなみうり お菓子を求む 声を耳にし
3
おはようと おやすみの間 君がいて 抱きしめていて くれたら本望
10
がむしゃらのその先きっと大好きなビールが待っているさあ勝つぞ
3
君の細胞が全て入れ替わっても 大切さはこの先も変わらない
4