人づてに君の言葉を聞きしより抜けぬ刃に血まみれのまま
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武器なのか玩具なのかもわからないまま収集は続ける知識
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変わらない君の態度にほっとしてため息ついてる夕方6時
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行く夏やレジャーの喧騒惜しくとも少ししっぽり待つ紅葉狩り
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残紅の入道雲は山に消え一人の帰路は理由すらない
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我が道を 行くしかないか 誰一人 同じ人生 送るはずなし
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シンプルに 生きればいいさ 愛すれば 人を癒して 慈しむだけ
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複雑な 話が好きな 老人は 子供になれず 煙たがられる
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年寄りが 頑張ってれば 進歩なし 若い人らに 道を譲れば
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鼻水を 止めるためには アラミスト 眼圧低い 右だけにする
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散歩する父を見かけし実家前 喪明け近くに グーグルアースで
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調子いい 奴らの仲間 入りをして 疲れ果ててる 君は不憫だ
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じくじくと しているうちに 死神が そっと近寄り 命を奪う
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人間を 愛することが 楽しくて 恨みを忘れ 笑う毎日
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窮屈な 話を聞いて 疲れたが これは自分が 良くないのかな
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メロンだと 思っていたが ひょっとして カボチャじゃないか あまりに違う
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売約済 貼られ門出も 露知らず プイと囀る キミに幸あれ
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人生を 列車のレールに 例えるよな 乗り遅れたら どうしたらいい?
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ハイプロン あのデパスより 効くそうな いっぺん僕も 試してみようか
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衝動の無かりし恋はなかなかに平行線の小刻みに揺る
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亡き父の嵐のような感情の 底にあるのは愛と知ってた
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絶景を両手に抱いて夏祈願下に雲海上に空海
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このお茶を飲み干すまではここにいて、いるだけでいい、いるだけでいい。
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人並みに操作可能な身体であってもそれなりに不自由だ
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山の背に目を凝らしても見えぬ君まだ泣く我に新涼の空
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俄には信じられんと子ら言うが われにもあった あの青い春
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沖縄の歴史と吾の生きたとき 重み違いし半世紀なり
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誰も知らない物語などもうこの世にはないはずなのに筆を止めない
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融けもせず真夏の雪はさるすべり 熱い風にもさらりと揺れる
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新学期 残暑は未だ残りけり プール納めは 秋分に願う
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