包丁を握るたびに思い浮かぶ あなたの崩れた顔が見たい
2
健康でいてくれるならそれで良いなんて、素朴で素敵な人ね
3
地下鉄で 隣の(席の)オバチャン エクレアを ポカリぐらいにしときませんか
14
ベランダの朝 見守りし残月は 空梅雨(からつゆ)の夜を 一晩明かし
21
吉野家で 牛丼バクッと かき込めば 鼻からクシャンと ごはん粒だよ
3
基礎年金 10年貰えば 800万 妻も貰えば 1600万
2
今季初エアコン唸り気勢を上げりゃ脱いだ上着をまた着てハッピー
14
初夏の朝 ライブでいえばOverture 高鳴る胸と汗ばむ手のひら
4
好きだった女のアイコンをスクショする 今だって幸せなのに
4
蚊取り線香 匂いに包まれ 夢の中 起きた頃には もう既に居ない
3
店を出て十字路渡るお昼時「暑い」こぼれる初だと思う
17
夕陽差す 遺棺に君は 一礼す  羽を畳んで 深き鶴の如(ごと)く
5
抱きしめる 私と同じシャンプーの香りがしてる髪に唇
3
断捨離を知らんぷりして日めくるも執行猶予の期限マジかよ
11
シャンプーのイランイランが鼻先をかすめたときに初恋でした
5
ええもしやと思われては困ります 自販機に自転とか教えないでください
4
かみ合わぬ施設の義姉(あね)と笑い合い帰りの車の夫のため息
19
老いらくの恋というほど暮れもせず黄昏流星群はきらめく
10
赤液の 目盛りが足りなく なりそうな 日差しの中の 噴水の子ら
10
本心とたてまえの間揺れ動く義理の縁とは道のり遠し
16
仕事前 貴女の笑顔を 想いつつ アイスコーヒー 心に染みる
19
朝起きて送り出すまで二時間の特別な時間(プライムタイム)はもう二年切り
10
遭遇のかど影と光がすれ違い風がわたしの明日の名を呼ぶ / 遭遇の角
9
庭園に 映える苔道 ふわふわで 手触りだけで 心癒され
21
「湯冷めせんときよ」とかかる母の声 実家っていいな 家族っていいな
17
タヌ猫や 昨夜はどこで寝たんだい 「にーたん」(弟)「ねーたん」(弟嫁)だいすきだから>義妹は今回は来てないけど、猫大好き😻来た時はモフりまくる(笑)
13
弟は出張行くまでゆっくり寝 母と私は ひそひそ小声(起こさぬように)
14
酔いざましがてら 語らいゆっくりと 同じ速度で友と 駅まで
31
夏至前の雲一つない空なのに 私の腹がゴロピーと鳴る(来そうっ)
11
見たくない世界は時には目をつぶれ眼鏡はきみの瞳となりて
10