Utakata
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チビ猫の あくびうつって ふわわわわ ねこの寝姿 見ると眠くなり
14
濁音の響きで暖をとる試み 寒い時だけ出る独り言
6
駅の中ひとりひとりのルート予知 なるほどあなたはそう歩くのね
7
早起きし寝惚け眼のモーニング 反射で沁みる光のマヨネーズ
4
先っぽが見えなくなったパーカーの片紐つかみ抜ききる覚悟と
9
原宿の裏道歩く右左 犬の糞避け踏む銀杏の実
7
階段を 降りたところに 寝てた
犬
(
きみ
)
踏まないようにと 今も気遣い
17
カレンダー めくれば今日は 春が出た 連休明けでも 気持ち青空
10
ようやっと寒いの過ぎてホッとして次週の寒さを今から
憂
(
うれ
)
う
20
休み明け人身事故の遅延ありそばにいたならそばにいれたら
10
春を待つ曖昧な
季節
(
とき
)
耐えるのは君がこの世に来る前に似て
11
あさが来た、わかっていても動けない 金縛りでもなんでもないのに
9
特番に 故·志村けんの名場面 懐かしのギャグ またよみがえる
14
三連休
(
やすみ
)
明け勤めに向かう人々の 瞳曇らす倦怠の青 /寒波過ぎ去り空は快晴
12
永遠に止まらないでいてティーカップ自転はじめたふたりの世界
5
白鳥の鳴き交わす声朗らかに 渡り見送る日も近からむ
15
二十年経しプリンターを作動させ「まだ使える」と老い我の執念
11
冬眠を終えたわたしの二の腕が夏を待ちわびアップをはじめる
6
今日こそは打ってやるんだホームラン結果馴染みのピッチャーゴロで
13
いつもとは逆方向の電車乗り そのまま消えた知人がいました
15
Utakataにいつもの人の見あたらずつつがなきやの曇りの
一日
(
ひとひ
)
23
待ってたぜ!お日様マークこの雪を駆逐してくれて蹴散らしてくれ
15
朝六時明るいけれど街灯がまだ点いている雪降らぬ空
16
百日の仕事を遂げた顔をして煙草くゆらす君のあかつき
11
つつつぃーと水面を広げカモの行く彼方の雪山目指すが如く
38
痛むのは 誰かに好きって言われたら癒えちゃうような浅い傷なの
18
九位です聞いちゃないのに占いの結果など言う朝の
携帯電話
(
けいたい
)
13
沈丁花 甘きかほりに誘われて 匂ひに酔ひて春待ちてをり
21
書くことをついためらってしまうよな
躊躇
(
ためら
)
うという書かない漢字
17
明日からは寒さ緩むと予報見て 温まらぬは我が懐よ
12
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