いただいた伊予柑剥けばささくれにしみるまだ子はせがむ父の手
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黒縁のハガキに落ちる日 追う藍に 落涙許さぬ明星輝く
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春風よ 攫っていけよ 己ごと 叶わぬ想いも 捨てられたらと
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母親を支えて思う筋力が必要なんだ なにくそなにくそ
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夜桜の 狭間にみえる 星粒も 君が存ぬ今 散りゆく雫
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交際を 断られても 気持ちだけ 伝えるべきなのか だ悩み
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光射すベッドで私の写真撮る君の視線はとても鋭い
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きみの手にはじめて触れたよろこびをつめたく嗤うアルコールジェル
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音楽の先生声を張り過ぎて音程微妙にズレて聴こえる
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人間は 思想によって 生きるもの 思わぬことは 実現できず
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人生の 目的知らず 生きてたら もっと早くに くたばってたよ
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いつまでも 若い心で いられない 経験すれば 古びた記憶
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一つずつ 取り去られれば 一括り 年を取ったな 納得がゆく
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ありがとう 地軸傾き 四季があり 春夏秋冬 スペクタクルで
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春になり 日はもうすでに 高くなり ぐっすり寝たな 故事に劣らず
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馬鹿にされ 軽んじられて 無視されて それでもいいさ わが道を行く
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賞賛も 栄誉も地位も 無関係 一人黙って わが道を行く
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怖いこと 厳しいことも なんのその 喜び勇み すべて吞み込め
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警告が あったおかげで 身を救い 命永らえ 危ないところ
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通学路照らすおひさま燦々と頬撫でる風春の合図
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都合よく塗り直される世界地図誇りと大地踏みにじられて
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素潜りでキンクロハジロがすなどるは濁った河の汚れた魚介
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「何糞」と「死んでも口を割らぬぞ」と厳冬耐えた今年のアサリ
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白黒の警邏車両の隊列でキンクロハジロ濁り河ゆく
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放水路よく見かける鳥の名はキンクロハジロ鴨の眷属
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積もる雪見るから竦み痩せてきてピチャピチャと鳴る融雪の音
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シジュウカラ梅の香匂う庭の木につがいのさえずる清けきあした
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ウグイスの初鳴き待ちて歩く道 春の音待つ弥生の月に
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孫帰る 嵐の如く過ぎし日々 日常戻るも寂しくもあり 
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ゆめ見では かめを飼ってる とこのなか めさめてふとん もちあげさがし
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