Utakata
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りんか
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2023年10月から現代短歌を始めてみました。めちゃくちゃ面白くてハマってます。
詠みがちです(猪突猛進タイプなのであまり推敲してないという…)
よろしくお願いします。
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葉が落ちる道は音楽奏で出し木々はコートを脱ぎ捨ててゆく
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好きなのに君の
瞳
(
め
)
に住む
女性
(
ひと
)
がいて想いは浮遊着地できずに
5
チケットを獲得すため時報聞く懐かしき声静かに刻む
6
朝陽染め雲は桃色恋してる?初冬の寒さ温かき空
4
珈琲にバニラとろけてアフォガート 苦くて甘い「恋」を食む午後
3
風急ぐ駅ゆく我を追い越して落としてくれた木の葉のブローチ
5
終点とホームに着けば幕上がる会社へと続く始発の旅が
3
いよいよだ!イルミの点灯始まった でもね君が一番光るの
5
冬晴れの朝の空気は海の底音なき世界独り占めする
5
一万人第九合唱リビングがホールとなりて思考停止
2
有名なフレーズ
来
(
きた
)
る第九にはマエストロなぞる曲の意図あり
2
ああこれか!第九に潜む聞き覚え側にいたのねクラシックの
音
(
ね
)
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ベートーヴェン失われた音の中どんな五線の色見えたのか
3
会いたくて指、躊躇って画面見てやっと打ち出すLINEの文字を
5
水そそぎ
水琴窟
(
すいきんくつ
)
はカンキンと尖りまろやか天の鐘かも
2
ロッカーの鏡に映る脚浮腫み求める自分そこになかった
5
窓からは冷気がひやり足元に「夜が来たよ」と話しかけられ
5
迫り来るサイレンと赤掻き立てる掃除機かけて日常保つ
3
下駄箱で夜中に靴らお喋りす「
明日
(
あす
)
休みたい」「僕も」「私も」
8
「人生は歩いてこない」 進みゆく泥跳ね上げてもアスファルトでも
4
「きみちゃん」は野口雨情に描かれて「赤い靴」履き永遠となる
3
朝ごとに「君に会えた」と思うでしょ? 会社に眠る我がサンダルは
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朝の街靴片方がすやすやと酷使の時を癒してるのか
4
爪先と踵で景色違うからたまには前を見たいの私
3
待ってるね君に履かれることだけを「ガラスの靴」は陽に煌めいて
4
疲れたと
靴
(
きみ
)
が言うなら休もうか 身を削りつつ私を包む
4
合う靴がなかなかなくて探してる王子のごとく貴方はどこに
4
(俺なんて濡れてばっかり味気ない)そう思ってる?長靴くんは
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悲しみは深く大きく広がって砂漠さえをもなくしてしまう
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彼岸へと導く電車あったなら往復切符手にし会いたい
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