りんか
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2023年10月から現代短歌を始めてみました。めちゃくちゃ面白くてハマってます。
詠みがちです（猪突猛進タイプなのであまり推敲してないという…）
よろしくお願いします。

ラ・フランス洋梨の枠飛び抜けて山形県生む甘き女王
5
月の道海洋走り黄金に無音の世界極上絵画
4
ひらがなの名前の上にカタカナを必要？不要？悩ましきルビ
4
掌にそっと結晶のせてみるじわりと溶けて冬が舞い出す
7
おみくじをぐるぐる回し引き当てる大吉手にし蒼天仰ぐ
5
大空をパラセーリング羽ばたいてこれが「自由」の代名詞かも
6
夜空にはシャンパングラス砕け散り手にはできないあなたのように……
4
この恋が動き出したら止められぬ強い麻酔を打たれたとても
4
おそらくは恋なのでしょう意識なく船酔いのごと君に傾く
8
戦争、AI、侵略、自由、その地に生きるを運命というか？
5
「あゝ無情」ジャン・バルジャンはパンを食べそれさえ食べれぬ世界がある
7
私とは1/80億の存在であり世界の欠片
5
マッチ売る少女が目にした幻影に格差社会の現代（いま）、重ねる
5
欲してもあなたの愛は買えなくて返却されるわが愛売れず
4
艶めいた上唇の黒子まで引き寄せられるブラックホール
4
散らかった朝の都会は夜残し鳩はのほほん私は会社
7
「Kissして」を歌い終え君眺めれば漆黒の瞳（め）の住人、私
3
朝陽射す電車の中でスマホ持ち皆浴びる光、ブルーライト
5
無駄のある人生あれば楽しそう余白となって伸び代になる
7
「傘」の中「人」が4人もいるなんてダブルデートでもしているのかな？
6
無言でも君が居心地いいのなら愛が育ってきている証拠
7
折りたたみトートに入れて傘を差す傘の親子が今日は揃った
2
明けだした東の空が背中押す今日のプレゼンきっと成功
11
夕焼けの橙色に照らされて遠くの山はさらにくっきり
6
わが町の七夕祭りわたあめも金魚すくいも鮮明な過去
4
「ほろよい」を飲んでる君がほろ酔いで頬桜色宵はふけゆく
4
ああそうか　みなの悲しみ流すため「雨」がその荷を請け負うのだろう
9
夕空の雲は乙女で頬染める(太陽（あなた）の色に染まっていくの)
2
ぐつぐつと恋を煮込んでいったなら君のお皿に愛のせましょう
3
また一人訃報を聞いて穴ぽかり涙雨落ち広がっていく
7