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人生は 要らないことは せぬように マニュアル通り するべきなのか
2
出芽率 めちゃくちゃ悪い 今年だけ 未だ温度が 足りないせいか
2
種を蒔き 発芽するのが 見たくって 毎朝起きて 畑に向かう
6
粘土層 50センチも 掘り行かば 石がゴロゴロ かつての田んぼ
3
不祥事は 想像以上 破壊力 半端じゃないよ 今の世の中
3
頻繁に 目玉を押して 眼圧の 測定してる 老人事情
2
電話にて 出動依頼 ある時は ノーと言えない 大人の事情
5
シマエガナ 買うか買わぬか 思案する 悪の誘いか 天の招きか
5
地主には おべっか使い 畑借り 好印象を アピールします
4
吾子眠る 空を見上げる 命日は 悲しみよりも 感謝が増えて
35
悲しみをいくら剥いてもキリなくてひとつ
摘
(
つま
)
んであなたにあげた
7
陽に咲いて
夜雨
(
よるあめ
)
閉じる野の花にただの反応だけと思えず
19
口笛が鳴らない父の咳払い秋風に似て少しさみしい
11
二十分休み一緒に遊ぶらし憧れていた先生当たる
5
礼を云うために日の出と待つてゐる専務手づから摘んだ苺の
7
早起きし破れたポッケまつり縫いけふの倖せこぼさぬやうに
12
夕暮れの菜の花畑とびこんでかけてく君を見失いさう
7
コラボした寿司屋ののぼり棚引けば大型連休近づいており
9
持ち歩く本の重さが日々増える一つづつしか読めやしないのに
6
私だけ取り残されているような ニートに近い我が身を思う
12
永いこと血の
零
(
あ
)
ゆる傷であれよかし 痛んでいる間はきみを忘れじ
4
これからが見頃の桜 北の地と友を思いて電車は揺れて
15
泣き伏せて 眠った夜も 忘却す 朝日の優しさに包まれて
13
担いだり前抱きしたり降ろしたり 意外に不便なリュックのかばん
21
学校に行かなくたっていいと思う あなたが笑ってくれたらそれで
10
春雨の雫眺め思い出す 会いたい人と会いたかった人
8
気の早き
穀雨
(
こくう
)
の庭を耕せる みみずの跡にわれほころべり
18
通勤が終わってしまいもう
然程
(
さほど
)
気にもならないタイヤ交換
20
新緑とさくらいろのトンネルの哀しみ溶かす木と花の径
32
雨の明け すずめの遊ぶ朝の道 桜の花びらおもちゃの如し
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