道東の地震多発地に住みしこと思い出させる今朝のニュースは
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度度の不意を憑かれる大地震おおなえの瞬時のニュースに足元震う
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さんざめく 人ごみの中 一人きり 海のみえない 砂浜をゆく
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クローバーの香りにふっと思いだす ながいはなわを、編んだ原っぱ
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君はゆう 私いないの慣れてくれ。 太陽を失った 草でも枯れるよ
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現し世で隣り合わない生たちをより合わせるのが花束なのだ
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時計割れても昇る朝日が恨めしく布団に入りて見ないふりする
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家揺れて壁掛け時計落ちて割れガラス飛び散り夜が明けていく
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眠れない夜にこぼしたせきひとつ澄んだ音色は誰も知らない
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通り魔に殺されたならあのようにらされるかと見てる境遇
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煽られて横滑りする梢横雲引きちぎりマーベリックし立て直す鳥
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君に今関節技をキメたくて咄嗟に出た嘘4の字固め
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ゆかり無き人のはなしの一滴もこぼさずに聴く訪問看護
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花束のような人だと伝えたら 貴方は私を笑うだろうか
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実は今ホットココアの真の旬あなたのこころじんわりしみる
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親しんだ家のことでもわからない屋根のうえとか地下にあるもの
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もうこれで着飾らなくていいんだとあなたのいない晴れた週末
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鳥籠の鳥にはなれぬ 青天にそぞろ蠢めくこの旅心
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むねをうつ早鐘ばかり鳴り響きニトロはいまだ舌もとにいる
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もう二度と逢えないんだよだからねぇ 夢でぐらいは逢いたいよね
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のっぺりと農道だけがのびている野をゆく軍に狼煙があがる
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なんでもう 夢にも出てさ、くれないの? 唯一逢える場所なのに
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あしたには学校行けと言うぼくと、行きたくないやと言うぼくがいる
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子安貝いずこにありやつばくらめ 我が家もひとり姫君がおり
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星は無く深い藍のみ広がっているそんな夜空に溶けてしまいたい
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來世らいせであの夏あの日に出逢えたら 貴方あなたは私を選んでくれる?
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朝もやに包まれながらゴミたちがパーテーションで区切られている
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声聞いたあの日からからだ火照ほてってる 「恋なの?」と思いきや「胃腸風邪」というオチ
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アンテナに寄り添う二羽のカラスいて何やら会話の弾んでそうな
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以前より 堂々買える 見切り品 益々進め SDGs
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