東京を散歩するならバッタリと ひむ太郎に会い缶バッジ欲しい
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初雪のすぐあとに来た大寒波 四十センチも雪が積もるとは
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断乳に張り裂けるほど泣く吾子を 抱きしめる夜 卯の小晦日こつごもり
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にらみ鯛 ねこのいる家 無理だなぁ 眺めてる間にかじられてしまふ
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しぱしぱと乾く目元にじんわりと沁みる涙は応援部隊
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死んでやる 指先一つで 頼む飯 渋滞のライト カレーライス
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返信はベルガモットの香りして しんしんしんとがふけていく
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よく笑う君にみとれて飲むビール 幸せだってこういうことか
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どうか君、穏やかでいてくださいね いつになっても いてくださいね
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聞き違い記憶違いに勘違い 読み間違えて言い間違える
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あたらしい ひめくりごよみ てにとれば こんなにあつい ことし薄かったが /修正しまうま
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年の瀬に 改めて思う ありがたさ 誘導清掃 ゴミの収集
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母猫と 仲良き野良の 三毛がおり 会えしを願う 神様の元で
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人生がまだ続くならここからはあなたと共に登っていきたい
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いつまでも繕い癒すこの愛とあなたと伴に旅に出ようか
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不器用に一途に君を想ってるそんな自分がちょっぴり好きだ
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傷つかぬ人がいるならその人はほんとの愛を知らない人だ
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君と見る未来を迷わないように大きい優しい愛になりたい
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ささやかに君の心を動かして涙の奥の虹になれたら
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まっさらな朝陽に向かい愛を呼ぶ 君への想い正直に咲け
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まんまるになれずに浮かぶ十六夜いざよいの影は零れた愛のかたち
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おかわりのソーダが凪ぎ始める頃にあなたについて決心をする
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僕の腕羽化した君の羽を取るどこにも飛んでいかないように
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四六時中店先にいるあたしには ハレの日もケの日もわからない
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正しさの十歩先には血が流れ 対話を棄てしは何時であつたか
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極光の果て呼び声の聞こゆるに 黄泉の街より今戻りけり
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年の瀬に夕日が山に沈みますこうして生涯終えるようです
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節約家 ミニマリスト 低収入 シンプルライフ 俺はサムライ
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ただいまの声おいかける歓声に 無事をよろこぶ煮しめのかおり
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夕暮れに 今年を全て 置いてゆく 笑い飛ばして 涙残して
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