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夏なんてアイスクリームで事足りる私ヘップバーンじゃなかった
20
刈ってから大分たつが雑草もおがりはしない
旱
(
ひでり
)
の夏に/おがる=成長する
20
駅からの商店街のお祭りは店も閉じててだんだん寂れて
9
夏祭り よりによっての
嵐中
(
あらしなか
)
早き空晴れ 我願いたり
8
楼閣
(
タワマン
)
が できて久しの 盆踊り 嵐の神の 諌めなりしか
8
高台に登りて見るのは花火なり
夢の洲
(
大阪・関西万博
)
にも同時に上がった
10
人混みの中で文庫をすこし広げつつ 出勤途中の快速急行
11
雨降りの花火大会場所取りはてるてる坊主鎮座していた
9
空を飛ぶ羽があるのに君はまだ僕の隣を歩いてくれる
8
ただ明日を 全力全開 楽しむの いまはそれしか考えられず>盆踊り
19
デジタルの 波に溺れる 人間を 月の灯りが 優しく照らす
29
蝉たちはすぐに鳴き出す雨上がる
谺
(
こだま
)
していく
生命
(
いのち
)
の音色
41
自転車に2人乗りして怖いもの知らずだったねあの日の僕ら
47
僕が部屋で何をしてるか知ってるの 壁と家具とスマートフォンだけ
7
19時に 厚めのカーテン サッと引く 昼と夜との
間
(
はざま
)
の神秘
28
鮮やかな民族衣装の踊り娘に一番多しアンコールの声
13
耳馴れぬ単語が次々飛び出してスマホショップの店員の笑み
33
いつの間にどこかで祭りの音がする我は今年も置いてけぼりに
9
アレルギー持ちたる友は月の
女性
(
ひと
)
日差しを避けて夜のみ動く
18
羽化をすませた子たちから順番に背中の羽をむしり取られる
6
動かないスマホを三日やすませて読書決め込むアナログ日和
30
仕事でも息抜きでもない鉛筆を握って短歌を書くということ
8
久々に開いたインスタ楽しげに笑う人々真顔で眺める
5
昼の熱 冷ます夜風に揺るる
杜
(
もり
)
朱
(
あか
)
き半月 帰路導けり
19
点滴の針が刺さった腕を撫で優しくなれた四季の無い部屋
12
夏の雨アスファルトの上叩きつけにぶい油の匂いただよう
8
カッコいい ご批難覚悟で言うけれど ヒデキにショーヘイ重ねてしまう
11
やってもた罪悪感や半端なし
家
(
いえ
)
系ラーメン汁まで完食
18
まつげ伏せ幾度も撫でるやはらかな愛犬の眉間思ひ出す夜
21
音を聴き 姿を見ては跳ねていく 鼓動ひとつもままならぬ日々
7
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