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嫁ぎ来て良き隣人が友となり三十年第二木曜朝の珈琲
20
脳みそが馬鹿になってるから今朝もあの子の影を踏み間違えた
2
一本の 雑草でさえ 愛おしく 五感を使い 春に呼吸す
24
すり減りしパッドをすべる指先にThinkPadの15年感ず
4
ボイジャーよ、独りくらげなす漂ひて寂しからずや、海ぞ寂寞
5
春日和 出窓の網戸にへばりつく 越冬カメムシ我が世の春よ
18
花びらを拾うレディの透き通る手の影残る朝の公園
23
短歌ってムリに詠んでもつまらぬよ 自分の言葉つかんだらGO
30
久々の外食、松花弁当🍱のご飯とおかずと味噌汁うまし
8
手ずからにご飯よそっても知らん顔 気まぐれなのは茶トラの性分
11
今君は 静かに眠る 寝顔みて 僕はただただ 途方に暮れる
4
みずうみを
湖
(
うみ
)
と読まない人生か 父の眼鏡に毛嵐ふたつ
6
歯車の欠けた時計とおそろいで進め 私の冷凍睡眠
4
ダメそれは犬がくわえていいもんじゃないダメそれはおれの残骸
3
「人」として振舞ううちに人と
なり
(
成 / 為
)
人情持たぬのは「ひとでなし」
5
破裂した音が聞こえて風船であってほしいと願う真夜中
4
最近の テレビゲームは 子供より 大人を狙う まんまと刺さる
5
そばにいて私の代わりに呼吸して私の代わりに明日も生きて
7
孤独死の話題を母と語る夜昔話をするなめらかさ
24
桜雨 吹いて流れる 花びらが 地に落ちる程 遠のく君よ
6
二十歳経て無才。ブリキの錆びにけり。花ぞ散れかし、朧月なれ。
4
「新しい先生ちょっと苦手かも」 色々あるな三度目の春
3
腕時計忘れたその日思い出す1日8回時間を知ること
4
春休み最後の一日友達と 駆けてく君の後ろ姿よ
5
怒ること止めたら父子穏やかに 一日過ごせた春の週末
4
(もう一度あの毎日に戻れたら)ごめんやっぱりなんでもないよ
7
ベランダで
見下し
(
みくだし
)
想う、重力で自傷し無痛ならましものを
2
二人きり 風のない暮れ 髪は揺れ 浮かぶ花弁に 口づけをして
2
同じ組なりたい友達ランキング 教えてくれた週末の夜
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本買って読まなきゃって焦燥で、焦燥だけで延命を
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