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鶯の初鳴きホー・ドッコィショ そう聞こえたと家人が笑う
17
三十三回忌 生きてあれなら 六十七歳 おとうとのこと 母と語らう
11
語られず 去りゆく蝶と 花と 人 風吹き払ひ ものの侘びしき
9
木は芽吹く 春が来るのに 髪は減る カガミの前で 透けて見えてる
8
アナは言う 「となる予定です」 妻は言う どういうことよ 「なります」でよいの
4
てのひらの熱さを知らないまま離す 約束だけを道標にして
7
だって、あたし君の顔好きだし ちょっとのミスだって許せるし
6
気まぐれにみた駅伝の走る音積み重ねていく音、心地よく
14
カート引き歩く後ろでクシャクシャと枯れ葉あやめる音が聞こえた
9
アパートの誰かの部屋に清掃の業者の入る雨の三月
26
薄墨の 桜並木に 紅が 溶けて乱れる 弱酸の春
9
天気予報 通知の精度 デキる秘書 君に従い 予定変更
9
幸せか 何度も自問 してみるが 足るを知らない 自分もどかし
9
川面を
5
時の太陽まだ照らし反射遮る鳥影ふたつ
10
生れ乍らに被爆者だったヒロシマの消えぬ憎しみ超える前死去
3
この先は九十一まで母さんはしっかりしてた俺どうなのよ
8
ありふれた 普通の日々が 引きちぎれ あの日からもう
13
年
(
とおあまりみつ
)
11
雪の夜に 哺乳瓶を洗う水 街中彷徨い 途方にくれし
18
君の背を いつも見ているだけの僕 教室の隅で 駅のホームで
16
今になっても 実感なんて わかないけれど 一応考える 締めの挨拶
7
ちま猫は おみずのむとき おかあちゃんに みててほしいの ずっとみててね
14
なんとなく体育館の床が眩しい黙祷の群れの中
6
壁に刺した画鋲の痕、視線の正体お前だったか
4
部長さあ さすがにそれは やめてほしい 何回目なの その紙コップ
6
水を飲む ただ水を飲む 水を飲む 痩身願いて 日に2リットル
7
花粉だとくしゃみで怒る春一番追い風にのる君を見送る
8
壁一枚 今 と隔たる庭園で春の光に燥いだ水面
8
この下にあの日のまちがもう一つあって確かに息をしている
10
風光る寂れた稲荷小石川一杯の茶碗に残る信仰
7
悲しみは変わらなかった13年 今日もあなたへ祈っています
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