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数多
(
あまた
)
ある旨きものの誘惑に太鼓の腹が天下にとどろく
24
カラスこそ朝告鳥と呼びたもう 黒きがみせる日の出の
気色
(
けしき
)
10
いつからか 誰にも言えない 語れない 寄るべなき夜を 歌人の友と
16
名を呼ぶも返事せず薄笑ひする患者ゐて
理由
(
わけ
)
量りかね気味悪くさへ
4
整然と 植えし青田の早苗見て 今年の
作柄
(
でき
)
に胸膨らます
22
私って 化粧しないと ブスだよね| ひまわりも夜は 下を向くから
4
ぽちゃんとかちゃぷちゃぷだとか少数になったときだけかわい子ぶる水
6
グーグルに負けたくないと両親はヤフーを使う けれど、グーグル
3
古傷の痛む深夜がまぶしくてぼくは知らない車をぶった
3
本棚のスキマをとっておくいつかきみが返しに来るその日まで
5
散歩へと出かけた足がじわじわと買い物になる年頃になる
3
真夜中に窓の輝きゆらめいてトントントンだツーツーツーだ
2
潮の香が満ちたこの土地で育ったの 息を呑む宵 光る明星
10
歩きかたも眠りかたも違うきみと同じ時刻を見ているふしぎ
7
朝伝う
陽
(
ひ
)
の匂い 溶ける外気の質感
3
平穏は質素であれど訪れる恐怖も歓喜もしづかに包む
22
母さんは価値が無いから捨てられた『価値』の目利きは父さんがした
15
冬よりも 充分なほど 暖かい はずの温度も 寒いな今日は
3
いつの日か
金
(
カネ
)
の力を知るときに決して心を売ってはならぬ
21
幸せで散らかった部屋に春の風 ぬるい麦茶と午睡見学
6
明日こそポジティブ短歌詠いたい 灯りを消しておやすみなさい/もう明日でした❢
30
早とちり 夢に見ている再会を 覚えてるのは 私だけかな
7
ごめんなさい、あなたは私の人生じゃ所詮レフ板止まりなの
2
ゲーセンもひさびさ寄った 100円だけ かつて「
四分
(
しぶ
)
打ちの姫」とかコールされ(某大会でね‥😅何の音ゲーかはナイショ(笑))
9
前脚の痛み忘れて逃げまどう 闇の黒犬 薬が塗れぬ
7
「ねぇパパは保育園どこいってるの?」帰宅のパパへ素朴な疑問 /吾子二歳
58
電話線 なくても繋がる 僕たちは どこまでいけば 他人になれる?
5
出来れば百億の批判の中にふたつの賞賛があればいい だからおれは夜空がすき
7
携帯に明日の気温の通知来て涼しくてヤダ暑くも嫌だが
5
10÷3
(
じゅうわるさん
)
小数点は何位まで求めますかと聞かないずるさ
6
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