短歌詠む幸せ見つけたその日から 私の心に明かりがとも
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他愛たわいない会話ばかりの電話でも 私の心 心配だったと
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悪者も真っ赤な顔して泣きながら生まれた時が確かにあった
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「母さんの苦労がよく分かったよ」 独立した息子 最初の言葉
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黄砂来て空は殆ど見えぬのに今日はやたらと雲雀が鳴くし
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涙越しいとし息子が巣立ってく 吾はいまだに子離れできず
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人間は後ろ向きには歩きにくいがばいばあちゃん、おら歩けねで。
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恋人はたぶん不可分わかれても きっとどこかでつながっている
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為せば成る人に習えば私でもYouTuberで夢も叶える
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仲のいい夫婦の姿羨ましい妬んでやろう!って言ってみたけど。
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雪国の方からトンネル抜け行けば 風暖かき上州の春
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本心を突かれぬように散らされた言の葉たちは不本意だろう
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またそんな笑顔を僕に見せるから何回だって君に恋する
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人生を下書き出来たら良いのにね 一回くらいは書き直せるし
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真実は僕だけ知らぬふりをして無邪気な「彼」を演じていよう
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東京で頑張っている君の胸の中に僕はいるのでしょうか
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君だけが神さまなんだ、月光のベランダ祈るひとりの宗教
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2冊目の新・短歌ノート 100均から3COINSにひとつ昇格
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思いつき暗い部屋でも走り書き 朝になったら必死で読み取る
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御茶ノ水 神保町に 中目黒 響きが恋しい異国の生活
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北国の春を認めに会いに行くカタクリの花待ちくるる丘
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瘡蓋になったあなたの思い出をそっと剥がして残る傷痕
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二十一(歳) くうぐんよびえき 青年が こっかきみつを リークする不思議
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差し出した手をつなぎ道の花をみた 老いたわたしの手をいつか、また
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詰め替えの最後の一滴逃すまじ 往生際でボトルを倒す
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あか抜けない何かを持っているけれど それこそ君の真実なんだ
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ふるさとの冬空に夜は更けてゆき降り積もるのは不真面目ばかり
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新しいネモフィラブルーのハンカチをポッケに突っ込む新学期の朝
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花言葉「あなたに全てささげます」ロマンチストねペンペン草は
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エモ?渋い?押しつけないで私はねチョコとK-POPけーぽが好きなの、と煙草
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