秀吉と淀君ほどの歳の差を 埋めてくれるは権力と金?
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メシ付きの一般オヤジに区分けさる その切なさをわかってくりゃれい
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あのころがぐーぐるふぉとでよみがえる このごろよりもあきいろのせて
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ふるさとを離れてよかった13年 彼の人生知らずにすむから
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駱駝らくだの眼ボクを視ていた夢暗示眠り赦さぬあかい砂漠で
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初心者本 ブックオフ行き決定だ 初心に返り我流つらぬく
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命を賭けるよ 君に聞こえていなくても 海の遠くから繋がっているから
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収まらない場所で生きていきたいね あなたと私額縁の外で
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孤高の証明であった君は今や狂気の相貌双眸 ひとりでに移ろう星と同じく
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とびきりの笑顔で帰る下の子を迎える自宅裏の倉庫で
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素麺を一人前だけ茹でている時々むなしく思うときもある
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もうきみは親の言葉じゃ満たされぬ でも鉛筆は削っておくよ
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しなだれるようにそびえる千年の大樹を想う 死ねないあなたはその後
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空白の時空を超えて待ち受ける霊峰の山トマの耳持つ
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「僕のこと嫌なら仕方ないよね」と ずるい夫が横で寝返る
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花ニラの 白き帽子シャッポの 後ろから 百日草が こうべでる
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失恋の 私は歌う 天使になる はずだったが 煩悩だらけ 寂聴になった
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ババハラに 合いエルボの 練習を  する同僚 鍛えるのはそこか
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水道の温さは軽減したけどもまだまだ素麺食むこの残暑
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随分と減った子どもの靴の裏毎日駆けたひと夏思う
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同じことを 同じように 説明を する難しさ 新人教育
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わかれうた 台から出てくる 貞子さえ 友と思う日 チャッキーガール
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逃げ場すらない程自分を追い詰めて何か変えたい抜け出したい
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雨降りを見越して散歩を怠ければ気が咎めりて詠うも憚る
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原爆を 使った罪を 暴かずに 世界平和は おぼつかぬまま
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家1人テラスでお酒おつまみと 明るいうちから最高日曜
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熱いキス 壁ドンからの 裸族達 愛しているよ 期待してるわ
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「助けて」と口には出来ぬものだから私はこう言う「見つけて下さい」
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誕生月 母と予定を算段す 74本のローソクはむり(笑)>お誕生日ケーキ
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にゃるそっく おわってスヤスヤ ねんねする あたまとあたまをくっつけ なかよし
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