始発は、相変わらず🈵でも座れて、これから🪑禅、沈思黙考ありがとう
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ジーパンが最後に吠えたあの台詞耳から離れぬ「なんじゃこりゃー!」
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ペアルツク今時ダサいと笑えどもそもそも僕に彼女おらず/これ…私だ…
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鉄格子からぽつぽつ送り梅雨 泣いてくれるな瞼の母よ/食い逃げ4部作①
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「もう二度と来るんじゃないぞ」念押されシャバで食いたきメシのあれこれ/食い逃げ4部作②
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とりあえずビールで祝杯臭くない普通のメシを胃に詰め込む/食い逃げ4部作③
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ポケツトにたつた百円また逃げる前科の数を重ねるばかり/食い逃げ4部作④
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気のせいだ思い上がりだこの馬鹿めあのの視線ぼくにあるなど
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スナックで俺よりモテる男には 顔に大きな青あざがあり
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キミんちのWiーFiルータのパスワード 聞くに聞けなく4Gのまま
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恋しいと恋のさかいに君がいていつかの笑顔が胸に痛くて
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正確な 税の徴収の如き死は 生ききってから考えますね
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夕時の篠つく雨のぬかるみの 泥粒の絹の肌に散り飛ぶ
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だこちてが上手く言えない君と僕 檻破れずに傷つけあって
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ひとときの海馬をかすめた指先に 焦がれる胸を海に返して
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逢いたいを重ねども またかささぎの尾を眺め 風の中にいるなり
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ほんとうは確かめたいのに二の足を 脱げない赤い靴で舞い舞い
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謝ってほんの少しはうく心 誤りもしないひとになりたい
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おめでとう。(ずっと貴女が好きでした。)あなたが綺麗だからなの、これは。
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花束をあげるつもりよ 最後までなんにも言えずうつむいたまま
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心の曇りはいつになっても晴れやしないね 度数の狂ったレンズみたい 歪み
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海岸が瞬きの間に離れゆく 何も聞こえないほどの速さで
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心ごとはじけて消える しゃぼん玉われるみたいなかすかな音で
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街へ出て人波に酔う 人生は大後悔の時代のさなか
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祭り開け「あれはやばい」という人が次の祭りを創るX
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ごくごくと喉をわたった氷水胃の腑のあたりがキンとなる水
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辛口を好む我 疲れても ケーキは勘弁 今夜はチヂミでありがたき
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7時出社23時帰宅 セブンイレブン 体がもたん
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君のご飯 僕が食べたと 言いたいの? いやいやいやいや 食べてませんよ!?
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助手席で 日付を越した あの夏の 記憶が沸いて 布団をかぶる
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