夫婦とは長い会話だ 七聴いて二ほど話し一聞き流す
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ピンと張った生糸のような人でこそ触れたらきっと良い音で鳴る
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桜色あわいピンクもスキだけど ツツジのようなゆいピンクもスキ
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動物愛護それは分かるが人も飢えてる
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若き日に「アウトサイダー」書きし人今裕福にワインなど飲む
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私のような者でもある時は「釈迦に説法」されてる気分
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ボコリボコリと排水管呻るもう逃げられじと手にブラシ取る
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炊飯器の 釜だけ買おう 思てたら 廃番だった 十五年経ってた / おニュー
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電線に 音符を乗せて 作る曲 風のアダージョ 聴こえるように
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戸締まりはちゃんとしなさい あなたには秘密をつくる権利があるよ
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人間が知らないことを知っているでも空はきっと人を知らない
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青空に飛び込んでゆくうおとなる湿度を帯びてなつの前の日
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零れ落つ木香薔薇の淡い黄と空の青さに想ふ国あり
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ラジオから眠るニュースがいっせいに動き始める月曜日かな
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肉野菜 細かく刻み 味噌味で 炒め煮すれば 万能おかず
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叱られて 冷たい風に 道ただし ひばりチルチル 陽は強くあり
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身の丈で 楽しむ母を 真似しつつ 少し上視る 気持ちも持とう
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短歌には馴染みがなかった、でもいいね 三十一文字みそひともじは私を責めない
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ベルギーワッフル食べてもここは日本 孤独の海に囲まれている
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もう過去は振り返らないと照明を全て消したら学校に行く
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すばしこいエンダーマンに三乙し世界を未だ救えずにいる
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サヨナラを待ってる時間はとてもつらい もういいから早くってくれ
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何故自分が輝いてるのかわからない星がいるなら宇宙も愛せる
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豚汁を温め直す食卓にミシュランアプリ登場のニュース
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朝起きて 夢の中でも逢えないを 自分に嘆き 今日をいきる
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自らの 面倒と恥を 他人事ひとごとに するしかなくて 二度童子なの
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右腕の同じ部分の同じ位置穴ボコボコの血管ごめん
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春節の 千歳緑は梅雨を呼び 蒼く茂りて 夏は間近と
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真夜中は 空気が薄くて 苦しいの あなたの酸素を 分けてもらうわ
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洗濯機回す義母の葬儀前働き者の義母に似た妻
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