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梅雨
間近
(
まぢか
)
傍らには
妻
(
きみ
)
がいて 小言聞いたり 愚痴うなずいたり
13
運命をながめています天使たち駅のホームに並ぶひとたち
7
紫陽花の花芽みつけし退院日移ろふ季節やっと目に入り
21
寝不足でテンション上がった朝七時 このままなんとか仕事をしよう
5
試験前 仕上げ行う 我が身には 不眠と焦り
春終
(
しゅんしゅう
)
惑う
3
春終わり ぐずつく空を 見上げたる 今年の梅雨は いささか早し
9
一昼夜 おまえの中にいる蟲を 潰せ潰せとヴェノムの咆哮
6
おやすみと言ってスマホるお前には俺と一緒に寝る義務がある
5
ジョギングをウオーキングに格下げし今は散歩でいずれ徘徊
13
勤務先
13
階の喫煙所 煙混じりの溜息の園
22
眠気冴え 余韻の冷めぬ
短夜
(
みじかよ
)
は 君の返信 ただ嬉しくて
25
薔薇の棘とりて一輪挿し気づく萎れの早し棘もいのちと
26
沈黙が 言語に変わる その前の 刹那に揺れる 朝焼けの花
16
悲しくも風鈴の音も騒音と これも時代ね。友ポツリ言ふ
29
「これくらい」机に向かう午前五時 夢では子らにもみくちゃにされ
6
夜が明ける コーヒー入れて立ち向かう レモンケーキを燃料にして
19
雨を待つ 額紫陽花の
碧色
(
あお
)
清き 吾が挟き庭に楚々と咲きをり
25
この夜は本音を隠すための黒 鼓動にも似た星のまたたき
12
友の熱 冷めぬどころか 増しており 笑うしかない 推しの馬力を
25
子を挟み 理解し合えぬ 哀しみは かの人もまた 傷を抱える
10
眠れない 心ざわつく 朝方に 慰めるのは
AI
と詩
8
夜風舞い込むカーテンと 鼻をつくのは夏の香り 眠れぬ夜にfuture bassを
2
深夜二時まで眠れぬ夜は future bassと睡眠薬で
2
両親に感謝してます、この俺を産み落としてくれたこと以外は。
3
ヒンキーは折り紙の神。外界では取り憑かれ折る日々の夜な夜な
18
ガラス瓶 そそいだ水が溢れたら 好きなものから嫌いになるから
7
俺じゃない おまえの中に誰かいて 腹パンしないように堪える
5
あの日から六年経った 斎場で留守宅の町三十九、五℃
15
髪まとめ、すっぴんでまじめ装ってピアスもどうせ開け直すから
3
40
のババアに子ども 孕ませて無責任だろ 種まきおとこ
6
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