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半袖じゃ午前の散歩は涼しくて温まりたく足を急がす
7
君の笑み薄い氷がパリパリと軽やかに響く清らかな笑み
5
報われないささくれだった心にはまろやか味噌汁ほっと一口
26
走馬灯 調べてみたら 人生を そういうふうに 思い出すのか
4
新たなる道 切り分ける 街と人 コミュニティーの淵 深く静かに
13
境目は見えないままのほうがいい 苦しいくらいに透明な空
14
風吹いて半袖シャツは肌寒し五月のある日くもりのち晴れ
13
失敗は 仕方がないと 割り切って 反省プラス 次へ対策
7
シーズン
5
衝撃的なラストにて次のシーズン早く早くと /アストリッドとラファエル
12
通販でひっそり頼んだワンピース 留守のあいだに夫が受け取り
31
夕立に 降られて あなたと相合傘 雨が降るのも 悪くないかも
15
ねこおやつ わが
猫
(
こ
)
に似ているパッケージ
空
(
から
)
になっても捨てづらきなり
19
朝凪に 季節の変化を 感じてる 「今日は釣れるか 釣れないかもな」
10
昨日漬けたミョウガ 鮮やかなピンクいろ しばらく吾の酒のアテにせむ
17
薄黄色モッコウバラがはらはらと 降り積もる降り積もれ幸せ
/
娘の誕生日に
24
朝顔がごく丁寧に咲き誇り息をひそめてただ晴れを待つ
14
平等な男とうたう同僚がドーナツを書き真ん中に穴
3
今だから言えることもある放課後にきみの席から見えた夕焼け
11
水平線海かと思えば高い位置 宙に浮いてる白い山景
7
売れ残る花でも嬉しそうな蝶花弁の役を担っているよ
7
子どもとか小動物の悲鳴かと珈琲豆の挽かれる音が…
3
墓場まで貰っていくね白い骨記憶も幽霊の恨み言も
3
昨晩のあなたの残した蜜がつく中指に虫握りつぶした
4
地下鉄の揺れと 眠気と 走行音 ウトウト寝落ち 夢うつつ宵
21
今はただ 普段通りに 過ぎてゆく 祝いもせぬが 結婚記念日
30
たこ焼きの 残りの一個を すすめられ 遠慮のかたまり スマホで翻訳
11
リラ冷えの街を横切る雲の影
自転車
(
チャリ
)
の私を追い越してゆく
12
生きている それだけで幸せ なのになぜ 意味を欲しがり 悶々とする
7
ドーナツを分け合うときはいつだって穴をとってゆく人だったね、と
13
ハエでさえ生きてんのにというときの《のに》をズームで見れば人型
5
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