Utakata
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恵
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向かい風 進む我らは 耐え忍ぶ 柳のように 柔く強かに
7
ぽかぽかの きみとおひるね うれしいな きみとふたりで なにもしない日
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傍らに 佇む猫の 長い尾が 揺れてるだけで 幸せなのさ
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歌を読む また僕たちは 歌を詠む ひとの孤独と 寄り合う場所で
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生きている ただそれだけと 思う夜 明日の声が 聞こえない夜
7
めくるめく 夏の匂いに 誘われて ひと足先に サンダルを履く
9
足裏に 踏みしめた草 青々と きみの強さを 羨んでいた
5
寝れぬ夜 思考の波に 溺れかけ
(
あした つゆ
)
朝の露を 飲み干した
5
(
うたかた
)
泡沫の 夢の間際に 立たされた 春の終わりの ほろ苦いこと
8
ぽたぽたと 窓を叩いた 雨音が あの日と少し 似てる気がした
4
脇道を こっそり通る 三毛の猫 視界にかすめた 小さな幸せ
12
いつの日か 失くしたものの 大きさを 思い知る時 再び失くす
7
風が吹く 流れるままに 身を任せ 明日を旅する いのちの息吹
5
誰かにさ 月が綺麗と 言ったなら 君は太陽 覚えていてね
4
思い出の 輝く日々を 少しづつ 忘れ続ける あゝやるせなさ
8
桜散り 人々の居ぬ 公園の 新緑たちの 力強さよ
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荒れ狂う 冷たい風の その中に 優しい君の 眼差しと手が
4
道のべの 知らぬ名の花 ひっそりと 春の香りの いぢらしきこと
13
花を見て 光を感じ 明日を見て 旅を重ねて 地中に巡る
6
地平線 隠れる船をひたすらに 見つめて君を 想う日々よ
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